世界的なモノづくりの町・新潟県三条市の製造メーカーである株式会社 SANKAは、同社がこれまで培ってきた経験と技術を生かし、新規事業として家電事業に初参入する。参入にともない、プレス関係者向けに新製品発表会を開催した。スペシャルゲストには、プロフィギュアスケーターの村上佳菜子さんが登場した。また会場内には、新製品を直接体験できるタッチ&トライコーナーも用意されていた。
■生活者の目線でモノ作りにチャレンジしたい
発表会は、株式会社 SANKA 代表取締役 神子島 岩男氏の挨拶から始まった。
同社は1969年に創業以来50年以上にわたり、三条市をベースに精密機械加工部品からプラスチック製家庭用品に至るまで幅広い品目を自社生産する製造に特化した企業。ネジおよび挽物等の製造から事業をはじめ、現在の事業内容は、産業用機器部品・自動車用部品・生活用品・家電用品・園芸用品・環境用品など多岐にわたる。
同社は安心・安全・環境をキーワードとしている企業であり、長年培った経験と技術を活かし、新規事業として家電事業に初参入する。
株式会社 SANKA代表取締役 神子島 岩男氏は、
『生活者の目線でモノ作り、産業機器部品、他の業種業界にチャレンジする考えでおります。「こういうものがあってよかった」「こういう製品が欲しい」という生活者の目線でモノ作り、産業部品作り、他の分野に全力でチャレンジしてまいります。』と、今後の抱負を語った。
■今までになかった独自のポイントで提案していきたい
引き続き、株式会社 SANKA 家電事業部 マネージャー 笠原 裕二氏から新規事業と新製品の説明があった。
「製品全般に通じる大事なテーマといたしまして、健康と環境がございます。SANKAのモノ作りの力を検討と環境の向上に役立てたいと考え、新しい事業分野として家電へのチャレンジをします。チャレンジャーである以上、従来と代わり映えのない商品を出しても意味がないので、今までになかった独自のポイントでお客様に提案をしていきたいと考えております。」と、同社の家電が新しいアプローチで展開する家電であることを強調した。
YouTube:https://youtu.be/S8UR15aOJfo
新製品は、下記の3シリーズ。
・「サーキュレーター付パワースチーム式加湿器」(SSH-8000)
・「UV-C 除菌空気清浄機」(SAP 1100/1200/4100)
・「充電式スリムクリーナー」シリーズ(SHC-101WH/SSC-401WH)
〇「サーキュレーター付パワースチーム式加湿器」(SSH-8000)
ウィルス対策には室内の湿度は50%以上が望ましく、湿度が高くなるほど飛沫の拡散が減少し、感染リスクが小さくなることが知られている。また、人体においてウィルスの侵入防御の役割を担う目・鼻・口などの粘膜も、空気が乾燥していると被膜の役割が減少してしまい、効果が減少しがちといわれている。
本製品は、強力な新開発ヒーターユニットが生み出すスチームを、内蔵のサーキュレーターが素早く部屋全体に届ける加湿器。スチーム式加湿器とサーキュレーターの組み合わせは、業界でも初となる。※同社調べ
スチーム式は、加湿力が高く、衛生面などに優れたシステム。また、室温を下げないので、冬の使用にも適している。さらにサーキュレーターを搭載することで、加湿スピードを高め、加湿器本体から離れた場所でも均一な湿度を保つようにした。自社実験では、12畳の室内の対角まで、40分弱で行きわたることが証明された。
適用床面積は最大22畳。LDK一体型の居住空間から個人病院、小規模オフィスや店舗まで、幅広い場所で使用できる。タンク容量は4L。加湿性能は1時間当たり800㏄とスチーム式としては最大クラスを誇る。さらに、独自設計によるスチームバイパス機構により、スチーム経路を敢えてクランクにすることで、吹き出し口の温度を下げ、火傷の危険性を大幅に減少(特許出願済み)。小さな子どもがいる家庭や保育所などでも安心して使用できる。
<製品情報>
発売日:2022年3月25日(金)
価格:30,000 円(税込み 33,000 円)
販路:E-コマース中心
〇「UV-C 除菌空気清浄機」(SAP 1100/1200/4100)
花粉症対策として家庭向け家電の中でも近年需要が高まりをみせる空気清浄機。特にここ数年は新型コロナウィルスの感染拡大により、年配の家族や、小さな子どもがいる家庭で、自己防衛策として購入するケースが増えているようだ。そこで、同社では、従来の対「花粉・ハウスダスト」性能を維持しつつ、雑菌やウィルスに対して非常に有効なUVCデバイスを搭載した、除菌空気清浄機のシリーズを商品化した。
本製品は、3層構造のフィルターで、PM25はもちろん、03μmの粒子を9997除去することができる空気清浄機。360度全方向吸引タイプなので、部屋中の空気を効率よく集め、微細なウィルスもしっかり除去できる。フィルターで濾された空気は、フィルターカートリッジ中央に配置されたユニットから照射されるUVC深紫外線により除菌され、本体上部より排気される仕組み。UVCは、紫外線の中でも除菌効果の高く、医療機関で医療機器などの殺菌に使用されており、コロナウィルス対策としても活躍、その効果は実証済み。本製品も、認証テストにより殺菌率999999以上の結果を獲得している。
ラインアップは、適用床面積5畳まで、デスクや玄関など小スペース向けのSAP1100、7畳までで、寝室や子供部屋など小さな部屋向けのSAP1200、17畳まででリビングなど広い空間におすすめのSAP4100を用意。全て高性能3層式HEPAフィルターとUVC除菌デバイスを備えており、部屋の広さ、使用場所に合わせて最適サイズを選択できる。
<製品情報>
発売日:2022年1月31日
価格:SAP-1100 10.000 円(税込 11,000 円)
SAP-1200 13,000 円(税込 14,300 円)
SAP-4100 22,000 円(税込 22,000 円)
販路:E-コマース中心
〇「充電式スリムクリーナー」シリーズ(SHC-101WH/SSC-401WH)
コードレスで使いやすい充電式クリーナーは、近年人気が高く、独り暮らしのファースト家電、家庭の2台目など幅広い用途で活用されている。またハンディクリーナーも含め、パーソナルクリーナーとしても人気だ。そこで、同社では、使いやすさや吸引パワーだけでなく、ついつい人に自慢したくなるようなデザイン性を兼ね備えた「充電式スリムクリーナー」をシリーズで展開する。
「充電式スリムスティッククリーナー SSC-401WH」は、業界最軽量クラスのスリムボディーながら、ブラシレスDCモーターの採用によって軽快さとパワーを兼ね備えている。吸い込みブラシも、スリムタイプとしては大型のタイプを採用しており、軽量を活かし、リビングや廊下、階段まで、あらゆる場所でストレスなく活用できる。
デザインはシンプルでモダン。シャープなモノトーンなので、どんなスタイルの室内デザインにも馴染む、極限までにスリムな形状。充電スタンドも合わせ、「見せる」ことを意識したデザインを実現。「魅せる(見せる)掃除機」という新たなスタイルを提案する。
「充電式スリムハンディクリーナー SHC-101WH」は、ハンディタイプのクリーナー。SSC-401WH同様に軽量スリムボディで、シンプルな線と面で構成された、ステーショナリーのようなデザイン。デスク回りに最適です。連続使用時間は約20分。サッシ、階段、家具、照明などの集塵から、テレワークのデスク周り、車内まで、多彩に活躍する。
<製品情報>
発売日: 2022年1月31日
価格:SHC-101WH 6,000円(税込6,600円)、SSC-401WH 15,000円(税込16,500円)
販路: E-コマース中心
■健康に清潔に生活できたらいい
トークセッションでは、プロフィギュアスケーターの村上佳菜子さんが登場した。
村上さんはプロフィギュアスケーターとしてフィギュアスケートのよさを様々なメディアで配信しており、テレビのコメンテイターとしても活躍している。
フィギュアスケートの選手は寒い場所でスケートをするので、選手は健康管理の一環として空気の乾燥に気を付けているとのこと。ホテルでは乾燥しないようにベッドの近くに濡れタオルを用意したり、少し集めの風呂にしたりするなど、選手たちは様々な対策をしているという。村上さんはアトピーであることもあり、乾燥には人一倍気をつかっている。
そんな村上さんに一足先に控室で「サーキュレーター付パワースチーム式加湿器」を使ってもらった感想は、
「来る途中、外は乾燥しているので、静電気が起こったりするんですけれども、(サーキュレーター付パワースチーム式加湿器を)部屋に置いていただいたおかげで、静電気に悩まされず、ちょうどよい加湿具合で居心地がよかったです。」とのこと。
また新製品の充電式スリムスティッククリーナーについては、
「本当に軽いんですよ。それでもしっかりと吸ってくれている感覚があります。最近、片手でできるものはたくさんありますが、やっぱり長時間こうやって持っていると、意外と腕がしんどかったりします。この軽さだと、どれだけやっていても、手が楽なのかなと思います。」と、クリーナーの軽さを強調した。
掃除機は隠しておきたいものだが、SANKAの充電式スリムスティッククリーナーはデザイン的に優れているため、どんなインテリアでも邪魔にならない存在であるという。業界最軽量クラスの重量なので、女性でも手軽に使用できる点も大きな魅力となっている。
最後に来場者への挨拶として村上さんは、
「私も今回、SANKAさんの電化製品を知ることができてすごく嬉しかったですし、今の時代、生活にはなくてはならないものだと思いますので、インテリアとして楽しみながら、健康に清潔に生活できたらいいのかなという風に思います。」と語った。
株式会社 SANKAは今後も「人とともに地とともに」というスローガンのもと、人と環境に配慮した総合メーカーを目指すとしている。
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