これが俺のイカうどんだ。
イカそうめんという料理がある。そうめんをイメージさせる細さに切ったイカ刺しだ。
でもそうめんはオーバーだろう。あれはイカうどんではないだろうか。とはいえイカうどんを名乗るなら、イカを捏ねて生地にして麺を作るべきだろう。
よし、やってみよう。
新鮮なイカを入手する
おいしいイカうどん作りには新鮮なイカが必要不可欠。
今回は釣りたてのマルイカ(小型のケンサキイカ)でやってみます。
イカうどんの生地を作る
本物のうどんは小麦粉と塩水を捏ねたもの。
イカうどんはイカの身をミンチにしたものに決まっている。
フードプロセッサーでレッツゴー。
ウィーン。
かなり粗い。
できることならイカ100%のうどんにしたかったが、この生地だとちょっと麺にならない感じがする。
つなぎに卵をいれてみようか。
ウィーン。
それなりになめらかになってくれたかな。
そうめんの細さは無理だけど、うどんならどうにかなりそうだ。
でも生地を薄く伸ばして包丁で切るのは無理かな。
押出式製麺機で麺にしよう
こういうデロデロした生地を麺にするには、小さな穴から麺の形に押し出す方式の製麺機、押出式製麺機を使うに限る。
きっとどうにかなってくれるはず。
鍋に熱湯をたっぷり沸かして、製麺機のハンドルをぐるぐる回して麺を落とす。
おおおおおお、麺なのかこれは。
イカうどんは細長い練り物だった
なんだかすごいものができた。どこの国の郷土料理だ。
天然のイカだけど、未来の人口肉っぽい。
恐る恐る食べてみると、プリプリですごくおいしい!
さすが釣りたての新鮮なマルイカだ。
これはイカの甘みがすごく強く出ているな。普通にイカを食べるよりもイカの味がしっかり感じられるかも。これを餌にしたら魚がたくさん釣れそうだ。
そして後味がすごい。食べれば食べるほど口の中に積もるイカ感。口の中すべてがイカ。
うどんなのかといわれると、あまり麺類っぽくはない。これは細長い練り物だな。これはこれでいいものだけど。イカ肉ソーセージでもある。
今回はイカの生地がちょっと粗かったかな。もし次回があれば、ちゃんと皮を取り除き、さらにきめの細かい生地にして、再チャレンジしてみたいと思う。
そうすると今度はハンペンっぽくなる気もするが。