月が車工場になるかも。3Dプリンターで作れる車

自動車は3D印刷で作る時代へ。

近年は3D印刷技術やAIの発達で、実験的かつ挑戦的な道具が生まれています。以前のテニスラケットは独特でしたねぇ。

恐竜の頭蓋骨が未来カーに

スイス・チューリッヒのPIX Movingが開発したのは、進化の過程で最適な形になった恐竜の頭蓋骨のような電動自動車「PIX Robo-EV」。何百万年の進化過程をスっ飛ばし、AIと遺伝的アルゴリズムで軽くて強いフレームを生み出しました。

金属3D印刷は利点だらけ

金属素材の3Dプリントなので、溶接の必要がないのが利点です。

これは空気がない宇宙空間でも印刷が可能とのこと。月面で作ってそのまま探査車にできますし、火星など別の惑星でも同じことができます。

ちなみに月は地球より重力が少ないので、複雑な構造でも作りやすいんですって。

乗ってみると

「PIX Robo-EV」にはキャラクター性を持った音声システムが生成され、運転手の口調などから機嫌を伺っていろんなサポートをするそうな。扉は密閉しないので開放的。小さいので都市型移動手段として最適です。

販売の話はありませんが、実車が走る様子が公開されているので実用化は遠くなさそうです。

探査車として月面で作れたら、基地建設や移住の可能性がひらけるだろうなぁ。

Source: Instagram, PIX via designboom

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