ビクターのイヤホンはまるでアクセ。“耳に挟む”のに着けやすい秘密って?

ガジェットらしからぬこの佇まいも素敵。

ビクター(Victor)ブランドのワイヤレスイヤホンといえば、振動板に木材シルクを使っていたりと、個性的なものが多いんですよね。アプローチがユニーク。

そんなビクターから先日登場したオープンイヤー型イヤホン「HA-NP1T」は、耳に挟むイヤーカフ型。デザインも美しくて、音楽もファッションも楽しめるこれまたユニークな仕上がりでした。

こんなに着けやすいイヤーカフ型は初めて

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一般的なイヤホンとは大きく形状が異なるのが、イヤーカフ型の特徴。ambieAnker、あとはファーウェイBoseなんかがイヤーカフ型のイヤホンを作っていますね。

イヤーカフ型は耳穴に本体を入れるのではなく、耳たぶや軟骨を挟むように取り付けます。ゆえに装着にはちと慣れが必要…と思っていたんですが、コレ見てください。

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なんかカパカパ動く! これのおかげで耳に押し付けるだけでスルっと耳を挟んでくれるんですよ!

僕が知ってるイヤーカフ型は、片手で耳たぶを引っ張ったり着けやすい角度を探したりといった手順が必要でしたが、「HA-NP1T」は圧倒的に着けやすいですね。片手で装着できるの助かる。

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装着するとこんな見た目に。ゴールドのフレームが良いアクセントになっていて、アクセサリー的な印象もあります。カラバリは5色あるんですが、いずれも軸部分は金属的な仕上げで高級感がありますよ。

音質は、オープンイヤーながら低音も高音もよく聞こえる。『ダンダダン』のイントロのキック連打もドシっと来ますね。イヤホンの重量が約4.9gと軽量だからもっと軽い音かなと思ってたけど、予想外のパワフルさです。

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アプリからはサウンドモードの調整が可能で、BASSにすればもーっとパワフルに。NORMALで音量を上げるより、BASSにして適度な音量にした方が好みの音になりました。物理ボタンにアサインできる項目が多いのもありがたい。

音漏れについては、音量7割くらいで1m離れたところからうっすら聞こえるくらい。カフェや電車ならほぼ無視できるレベルでしょう。5割ほどなら人の声もよく聞こえるので、会話しながら音楽を楽しむこともできます。自分の声もよく聞こえるからオンライン会議にも良し。

耳にワンポイントを効(聞)かせるヤツ

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耳の内側にかけないデザインだから、マスクやメガネと干渉しないのもイヤーカフ型の良いところ。40分ほど着けっぱなしにしてみましたが、挟み込みによる圧迫も気になりませんでした(着けてるのを忘れてたほど)。

イヤーカフ型はオープンイヤー界隈でも変化球路線だと思ってたけど、試してみると全然アリですね。リスニングそのものをアクセサリー的にまとえるというか、軽い気持ちで使いたくなる。リップやハンドクリームのような、持ってると安心できるイヤホンかも。

Text, Photo: ヤマダユウス型

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