大みそかに行なわれた総合格闘技大会「RIZIN.33」の”やらせ疑惑”をめぐり、日本MMA審判機構(JMOC)の発表に注目が集まっている。
LINE流出で騒動
やらせ疑惑は、YouTuberでプロレスラーのシバターさんと元K-1ウェルター級王者・久保優太選手の対決で浮上した。対戦後、両者が”やらせ”を示し合わせていたとみられるLINEのスクリーンショット画像がネット上に流出し、真偽不明なものの物議をかもしている。
2022年1月5日時点でRIZIN側からの説明はなく、ファンらからは早急な対応を求める声が相次いでいる。
大会運営に携わったJMOCは4日、SNSでジャッジの詳細とともに試合結果を発表したが、14試合分(実際は16試合)しか掲載されていなかった。シバター・久保戦と、那須川天心・五味隆典戦が省略されており、JMOCは「非公式戦を除く」結果だとしている。両試合は他と違い特別ルールだった。後者はエキシビションマッチという位置づけだった。
シバター戦は公式戦だと捉えていたファンは少なくなったようで、「第6試合は非公式戦だったのか」「あれだけ煽っていたのに、公式試合ではなかった」と驚きが広がっている。