14インチの罠。
最新のM3チップを搭載したMacBook ProとiMacが発表されましたね! MacBook Proは14インチと16インチ。M3、M3 Pro、M3 Maxの松竹梅チップも発表されました。なお最強モデルの価格は109万円とのこと。
このうち梅ランクにあたるM3チップのMacBook Proだけ、他のモデルにはない特徴があります。確認してみましょう。
USB Type-C端子、右側に無いよ
これがM3モデルの右側面。SDカードスロットとHDMI端子がありますね。
こっちがM3 ProおよびM3 Maxモデルの右側面。あれ?M3モデルにはなかったサンボル4=USB Type-C端子があるぞ!?
左側面に関しては、いずれのモデルもType-C端子が2口あります。つまり、M3モデルのみType-C端子が右側面に付いていないってことですね。
14インチ基準だとType-C端子が減った感じがする
実はM1チップのころから、ProやMaxが付かないM◯チップのMacBook Proは、右側面にType-C端子を持っていませんでした。この傾向はAppleシリコンが登場する以前、2016年ごろのモデルからスタートしています。
ややこしいのはここからで、2021年10月に14インチのMacBook Proが登場します。MacBook Proシリーズ初の14インチボディとなったこのモデルは、M1 ProとM1 Maxを搭載していました。ただのM1チップは14インチには非対応だったんです。
翌2022年にはM2搭載のMaxBook Proが発表されますが、相変わらずM2チップは13インチのみ。2023年にはM2 ProとM2 Maxを積んだMacBook Proが登場し、これが14インチボディになります。
つまり、今回のM3チップ搭載MacBook Proは「ProやMaxではないM◯チップを搭載した初めての14インチMacBook Pro」になるわけです。
それゆえ14インチMacBook Proで同士で比較すると、過去モデルのM2 Proモデルは右側面にType-Cがあるのに、今回のM3モデルMacBook Proにはそれがない、となるわけですね。……ややこしすぎんか?
右側面にType-C端子が欲しいならM3 Pro以上で
ProやMaxといった高出力のチップでないと、Type-C端子を増やせないのが理由だと見られていますが、例えば14インチのM1Proモデルを使っていた人が14インチのM3モデルに移行したら、「右側にType-C端子がないぞ!?」ってなりそうじゃない? 割と罠な気がする…。
Type-C端子がいっぱい欲しい人は、ProもしくはMax以上のチップを選ぶのが賢明ですね。ちなみに16インチモデルはProとMaxしかないので、端子の心配をする必要はありません。デカさisパワー。
Source: Apple