弥生株式会社は、全国7カ所とオンラインにてセミナー「弥生PAPカンファレンス 2021 秋」を開催する。今回は「インボイス制度」が中心の内容となっている。オフラインでの開催は10月13日から11月17日にかけて全国7カ所でそれぞれ1日ずつ、オンラインは計2回の開催が予定されている。対象者は、弥生PAP会員事務所に在籍する人。参加費は無料で、事前の登録が必要だ。
インボイス(適格請求書)とは、売り手が買い手に対して発行する、適用税率・消費税額などが記載された請求書などの書類のこと。買い手側が仕入税額控除の適用を受けるためには、このインボイスが必要となる。インボイス制度が開始するのは2023年10月で、インボイスを発行する事業者は申請が必要だ。
インボイス制度の開始まであと2年あるが、会計事務所は、顧問先への制度の説明や免税事業者への対応、制度が開始されたあとの事務作業など検討すべきことが多い。そのため、今回のセミナーではこれらの課題の解決のための対策、弥生製品のインボイス対応、インボイスに関する新サービスの説明が主な内容となっている。
オフライン開催の期日・会場は、名古屋が10月13日にミッドランドホール(名古屋市中村区)、東京が10月20日にベルサール秋葉原 (東京都千代田区)、大阪が10月27日にハービスホール(大阪市北区)、福岡が11月5日にリファレンス駅東ビル貸会議室会(福岡市博多区)、広島が11月8日に広島コンベンションホール(広島市東区)、仙台が11月12日にTKPガーデンシティPREMIUM仙台西口(仙台市青葉区)、札幌が11月17日にACU SAPPORO(札幌市中央区)となっている。いずれの会場も14時~16時30分の予定。
一方のオンラインは、10月25日と11月19日に開催。14時~16時30分が予定されている。
セミナーでは、岡本浩一郎氏(弥生株式会社代表取締役 社長執行役員)による「弥生の現況とこれから」、加藤博之氏(デジタル庁 国民向けサービスグループ 企画調整官)による「【講演】インボイス制度への準備を考える」のほか、弥生のインボイス対応、「弥生22シリーズ」の紹介、インボイスに関する弥生の新サービスの紹介が予定されている。
講演に登壇者する加藤氏は、財務省、国税庁、内閣官房(IT総合戦略室)などを経て、現在はデジタル庁にて「電子インボイス推進協議会」と連携し、電子インボイスの普及を推進している。
講演では、インボイス制度とは何か、2023年10月のインボイス制度に移行する2年間にどんな準備が必要か、バックオフィス業務に求められる対応とデジタルツールの利用について触れる。
なお、オフラインでの開催は、新型コロナウイルス感染症の状況により中止する可能性もあるとして、来場前にウェブサイトの情報を確認するように呼び掛けている。