今なら誰でもAppleの次期モバイルOS「iOS 17」の開発者向けベータ版を試すことができる。しかも無料でだ。
提供:Tharon Green/CNET
iOS 17は、米国時間6月5日に「Worldwide Developers Conference」(WWDC)で初めて発表された。基調講演が終わるとすぐに、AppleはiOS 17の開発者向けベータ版について、最初のバージョンをリリースした。これまでは、開発者向けベータ版をダウンロードしてインストールするには、99ドルの年会費を支払って「Apple Developer Program」に加入しなければならなかった。しかし2023年版に関しては、Appleは対応する「iPhone」端末を所有していれば誰でもiOS 17を試せるようにした。ただし、「Apple ID」を使って開発者アカウントにサインインする必要がある。
iOS 17はコミュニケーション機能を重視し、「電話」「FaceTime」「メッセージ」の各アプリに、パーソナライズ可能な「連絡先ポスター」や動画メッセージ、よりインテリジェントな自動修正、使い勝手を向上させた「AirDrop」のオプションなどの新機能が追加された。新たな「ジャーナル」アプリも追加されている。
ただし、iOS 17をインストールする前に、注意点として知っておくべきことがいくつかある。まず、開発者向けベータ版は一般ユーザーの利用を想定していない。まだ完成していない機能や、iPhoneの使用が困難になりかねない問題があるからだ。こうした初期段階でのベータリリースは、あくまで開発者向けのもので、自分が手がけているアプリを最新OSに対応させ、今後搭載されるOSの機能に早期アクセスするのを助ける意図で作られている。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。