スマホのカメラは年々進化を遂げている。本格的なカメラがなくても、綺麗な写真や動画を残せてしまうんだから本当にすごい時代だよなぁ。
それに伴って様々な機能がついたカメラアプリも増え、誰でも簡単に色味の加工をしたりスタンプやフレームでデコレーションしたりできるようになっている。
これからもカメラアプリはどんどん高性能になっていくんだろうな、とばかり思っていたのだけど……先日、「そう来たか!!」と叫びたくなるアプリを発見。
なんと、昔風の写真が撮影できるのだという。いくらでも綺麗な写真を撮れるのに、わざわざ昔の写真にするってどういうこと……? 実際に撮影して確かめてみることにした!
・1998 Cam
アプリの名前は「1998 Cam」。名前の通り、1998年風の写真が撮れるんだそうだ。
こちらが撮影画面。一見普通のカメラアプリと変わらないように見えるけれど……
撮った写真を見てみるとこんな感じ!
む、昔の写真だ~!! 少し色あせた感じといい右下に入っているオレンジ色の日付といい、ひと昔前の雰囲気がバシバシ伝わってくる。
ちなみにこれは自宅にあった1998年頃に撮影された写真。
並べてみると、どちらがアプリで撮影したものなのかパッと見ただけでは分からない。すごいクオリティだ……!
せっかくなので、令和時代の色々な景色をこのアプリで撮影してみた。
これは池袋での信号待ちの時に撮影した写真。人々の服装や走っている車は完全に令和のものだけど、雰囲気はひと昔前という不思議な写真ができあがった。
こっちは同人誌即売会当日の朝。調べてみたところ、1998年には既にコミケがビッグサイトで行われていたみたいだけど、当時から同じような光景が広がっていたのだろうか。
お迎えしてから1年経っていないドールや……
Nintendo Switchも、まるで遠い昔から家にあったかのように思えてくる。
本アプリでは、他にも様々な種類のフィルターを使うことができる。一部有料のものもあるけれど、無料で使えるものだけでも十分に楽しめるぞ。
中には「これ本当に1998年の写真?」と言いたくなるような仕上がりになるものもあった。ここまでくると大正時代あたりまで遡(さかのぼ)っちゃってる気がする。
・どんな写真もレトロになる
レトロなフィルターをかけて撮影した写真は、たとえそれがつい先日撮った写真でもなんだか懐かしさが倍増していた。フィルター機能って写真を綺麗に仕上げるために使うものだと思っていたけど、こんな使い方もあるんだな。
ちなみに「インポート」をタップすれば、過去に撮影した写真を加工することも可能。ここではフィルターをかけられるのはもちろん、写真についた傷やカメラに入り込んだ光なども追加できるぞ。
現代の技術を使ってレトロな写真を再現できる「1998 Cam」。皆さんもエモい写真を撮りたい時は、是非こちらのアプリを使ってみてはいかがだろうか。
参考リンク:1998 Cam(iOS)、1998 Cam(Android)
執筆:うどん粉
ScreenShot:© 1998Cam、1998 Cam(iOS)
Photo:RocketNews24.