出だしからズバリ申し上げると、CoCo壱番屋の男性店員さんはマジで危険である。今回のシリーズ『店員さんの自腹レコメンド』の舞台は “ココイチ” ことCoCo壱番屋。信じ難いことに店を出るとき私(サンジュン)は、危うく恋に落ちかけていた。
詳細は後述するとしてココイチの男性店員さんは「それほどに!?」というほど親切。その親切さがゆえ「なんて危険な男なのかしら……!」と思わずにいられなかった。それでは聞いてください、タンポポ(古い)で「恋をしちゃいました!」──。
・逸材、現る
まずは本企画の趣旨を説明しておこう。『店員さんの自腹レコメンド』はその店で働く店員さんに「自腹でも食べるくらいオススメのメニュー」を教えてもらうガチ企画。事前に許可取りはしていないため、店員さんの対応に全てがかかる “成り行き任せな企画” である。
これまで巡り合ってきた店員さんは全員素晴らしい対応をしてくれたが、今回訪れたココイチの男性店員さんは早くも「名球界入り」くらいの逸材。もしも私が女性ならば、鬼ほどメイクを決め込んで週7でココイチに通うことだろう。
かと言って、その男性店員さんが死ぬほどイケメンということではない。ノンケの男性であるにもかかわらず、私がグッと来たのはその親切さ。果たしてココイチの男性店員さんがオススメしてくれた「自腹で食べるくらいオススメのトッピング」とはいったい──?
・パリパリチキン(326円)
「店員さんが自腹でも食べるくらいオススメのトッピングを教えてもらえますか?」と質問した1秒後に「パリパリチキンと……」と言っていたほど、パリパリチキンは圧倒的ドラ1。確かにココイチのパリパリチキンは肉厚でジューシー、そしてパリパリ! 文句なしのウマさである。
・豚しゃぶ(292円)
ドラフト2位で指名してくれたのが「豚しゃぶ」だ。ルーと煮込まれるスタイルで “具だくさん感” がとても良き! ちなみに店員さんによれば「煮込む系のトッピングをする際は、ビーフカレーよりポークカレーの方が合うと思います」とのことであった。
・ほうれん草(242円)
肉系をメインにしつつ、そのサポートメンバーとして選ばれたのが「ほうれん草」である。豚しゃぶと同じく煮込む系のトッピングで、単なる彩りではなくしっかりほうれん草の風味が感じられるところが好印象。また「ハーフでもいいと思います」とのこと。
・ハーフハンバーグ(142円)
「ハンバーグも美味しいんですが、ハーフでも結構ボリュームがあります」とオススメしてくれたハーフハンバーグ。トッピングとは思えない肉々しいハンバーグで、単体で食べてもしっかりと味が付いていた。仰る通り、ハーフでも食べ応えは十分だ。
・明太子ポテトサラダ(280円)
サラダで即答だったのが、期間限定の「明太子ポテトサラダ」である。「明太子とマヨネーズがお嫌いじゃなければ……」と言っていたが、むしろこの組み合わせは鉄板中の鉄板! 逆になぜ定番商品ではないのかが不思議なほどのウマさである。
私が全てをトッピングしたカレーを食べている最中、特に男性店員さんの視線などは感じなかった。というか、食べ始めたら私も料理に集中していた。……が、会計を終え店を出ようとしたその時! わざわざ厨房から出てきた男性店員さんはこう言ったのだ。
「トッピング、お口に合いましたか?」と──。
好きになってまうやろーーーーー!!
・フォーリン未遂
それまでの物腰の低さだけでも好印象だったのに、追い打ちをかける気遣いたるや、いったい俺をどうするつもりなのか? だって、店員さんがわざわざ出てきて「お口に合いましたか?」ってある? フランス人シェフかよ! 女の店員さんだったら好きになってたわ!!
今回教えてもらったトッピングは全て美味しかったが、それよりも心に残ったのは男性店員さんの優しさ。ココイチのカレーが美味しいのは店員さんたちの優しさというスパイスが効いているから……なのかもしれない。