【逆にオシャレ】ケニアで買える53円のランタンはトマト缶をリサイクルしたエコ商品 / カンバ通信:第240回

ロケットニュース24

ジャンボ! このまえ田舎の村に行ってきたんだけど、そこは電気が来ておらず、いまだに現役バリバリで「ランタン」を使っていた。ケニアで使われているランタン、日本では珍しいかもしれないから記事にしとくね。

まずランタンは、比較的どこでも買える。灯油の入っていないランタン本体は、スーパーマーケットにも売っている。価格は50kes(約53円)ほど。なのでケニアのお土産にも良いかもしれない。なぜならば……

よーく見てほしい。「Tomato Paste(トマトペースト)」と書いてあるだろう。そう、このランタン、実はトマト缶を再利用したエコ商品なんだ。オシャレを狙っているのではなく、ガチのリサイクル品なんだ。

本体を買ったら、あとは灯油と、先っちょの「芯」も買っておいた方が良いだろう。んで、あらためて火をつけると……

このように明るく燃える。ただ、長時間の利用は気をつけた方が良い。部屋の中に煙が広がって、非常に危険な状態になるからだ。目がシバシバと痛くなったり、煙で咳き込んだり。

また、風にも注意してほしい。強い風が吹いた時、炎の柱も横になびくから、家具とかに燃え移り……みたいな危険性もあるから要注意。あとは、「小さいランタン」で「全力に明るくする」と破裂する可能性もある。

そんな取扱注意なランタンだけど、電気が来ていない家ではいまだに現役。マサイ族のルカはソーラーライトで明るく部屋を照らしていたけど、カンバ族の田舎では灯油のランタン派が多いかなぁ。もしかしたら、マサイ族の方がハイテクかも? ではクワヘリ〜!


執筆:チャオス(カンバ族)
超訳:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.

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