ソニーが2022年12月に発売したフルHDゲーミングモニター「INZONE M3」には、PlayStation 5との強力な連携機能や、シューティングゲームで役立つ標準(クロスヘア)表示機能、暗い部分を明るく表示する「ブラックイコライザー」などが搭載されており、ゲームを有利に進めることができます。そんなINZONE M3の各種便利機能を実際に使ってみました。
INZONE M3 | ゲーミングギア INZONE(インゾーン) | ソニー
https://www.sony.jp/inzone/products/INZONE_M3/
◆PlayStation 5との連携機能
通常のモニターをPlayStation 5に接続した際は最初に画質設定が必要ですが、INZONE M3をPlayStation 5に接続すると「すでにお使いのテレビに最適化されています」と表示され、面倒な画質設定をスキップできます。
PlayStation 5の設定画面で映像出力情報を表示させた結果が以下。INZONE M3は1920×1080ピクセル(フルHD)のHDR対応モニターとして認識されています。
INZONE M3にはゲームモードやシネマモードなどの画質モードが用意されているのですが、PlayStation 5と接続した際は「ゲームプレイ中はゲームモード、DVDやBlu-rayの映像を閲覧中はシネマモード」といったように自動的に画質モードが切り替わります。実際にゲームプレイ中に画質モードを確認すると、「ゲーム1」というモードに切り替わっていました。
次に、DVDを挿入して映像を再生してみます。
映像再生中に画質モードを確認すると、「シネマ」に自動的に切り替わっていました。
◆FPSで敵を狙いやすくなるクロスヘア表示機能
INZONE M3の「ゲームアシスト」メニューから「クロスヘア」を選択すると、合計6種類のクロスヘアの中から1種を選択して画面中央に表示し続けることができます。
クロスヘアを表示した状態が以下。狙いを定めるのが簡単になります。ただし、ゲームや大会のルールによってはクロスヘアの表示が禁止されている場合もあるので注意が必要です。
◆暗い場所を明るく表示するブラックイコライザー
「ゲームアシスト」メニューには、暗い部分を明るく表示する「ブラックイコライザー」も用意されています。ブラックイコライザーは0~4の4段階で効かせられます。
以下の画像のスライダーを左右に動かすと、「ブラックイコライザー:0」(左)の状態と「ブラックイコライザー:3」(右)の状態を見比べられます。暗い場所でも敵を見つけやすくなるので、かなり役立つ機能です。
◆画質設定に役立つフレームレートカウンター
「ゲームアシスト」メニューから「フレームレートカウンター」をオンに切り替えると、画面左上に出力フレームレートを表示できます。
表示されるフレームレートは、出力に合わせてリアルタイムで変化します。フレームレートカウンターを参考にすることで画質設定を突き詰めやすくなるので、少しでもフレームレートを向上させたい時に役立ちそうです。
INZONE M3は、記事作成時点ではAmazon.co.jpで税込8万5800円で入手できます。
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