広告費はほかのあらゆるものと同様に上昇しており、顧客獲得コストも高くなってきている。ブランドで働く34人を対象にしたGlossyとモダンリテールの新しい調査によると、ブランドは過去12カ月と比較して、来年は広告に多額を費やす準備ができていることがわかった。
広告費はほかのあらゆるものと同様に上昇しており、顧客獲得コストも高くなってきている。4月にはメタ(Meta)の広告オプション全体で広告費が前年比で60%以上も上がっている。
半数以上が広告費の大幅増加を予測
ブランドで働く34人を対象にしたGlossyとモダンリテールの新しい調査によると、ブランドは過去12カ月と比較して、来年は広告に多額を費やす準備ができていることがわかった。
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調査対象のブランドのうち、41%が過去12カ月でマーケティング費用が大幅に増加したと回答した。また、52%はこれからの12カ月で広告費が大幅に増加すると予測している。一方、広告費が多少減少すると答えた回答者はわずか5%で、大幅に減少すると答えた回答者は0%だった。
広告費の大部分はデジタルチャネル向け
広告費の増加は全般的であると思われるが、調査対象ブランドのオンラインとオフラインの割合ではきっぱり意見が分かれていた。依然として広告費の大部分はデジタルチャネルに投入されている。
オンライン広告に関しては、44%が過去12カ月間にオンライン広告費を中程度に増加したのに対し、大幅に増加したのは35%。一方、オフライン広告については、支出を中程度を増やしたのが11%、大幅に増加したのが2%となっている。
これからの12カ月間でオンラインマーケティング費用が中程度増加すると予測しているのは、回答者の58%、大幅に増加すると予想しているのは26%だった。オフラインマーケティング費用については中程度増加すると予想しているのは26%、大幅な増加を予想しているのはわずか5%だった。
顧客の獲得と維持は、10月の初めに開催されたGlossyエグゼクティブラウンドテーブルで注目されたトピックのひとつだった。バッグのブランド、カラー(Caraa)の創設者であるアロン・ルオ氏によると、彼と彼の知人らは現在の厳しい経済状況のなかでは既存の顧客を維持することについてますます多くのことを考慮しているという。リターゲティングはオンラインでははるかに容易であるが、Appleのプライバシーポリシーが最近変更されたことによりオンラインのリターゲティングにはいっそう費用がかかる見通しである。
[原文:Glossy Research: Brands predict big jumps in ad spend over next 12 months]
DANNY PARISI(翻訳:ぬえよしこ、編集:山岸祐加子)
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