「Googleマップ」、ライブビューで近くの飲食店やATMの情報を表示可能に

CNET Japan

 Googleは米国時間11月17日、周囲にあるものをスマートフォンのカメラで探せる新たな拡張現実(AR)機能を、来週から「Googleマップ」に追加すると発表した。この「Search with Live View」機能を、適切な電気自動車(EV)充電スタンドを検索する機能などとともに提供する。

Googleマップのアイコン
提供:Sarah Tew/CNET

 Search with Live Viewにより、ロンドン、ロサンゼルス、ニューヨーク、パリ、サンフランシスコ、東京の街でスマートフォンを掲げながら歩くと、建築物、道路の名前、レストラン、ATM、ホテルなど、カメラに写るものに関する情報がGoogleマップに表示される。「Android」版および「iOS」版アプリで検索バーにあるカメラアイコンをタップすれば、この機能を利用できる。

 Googleマップのもう1つの顕著な変更点は、EVの充電が必要な人向けのものだ。充電スタンドの情報を条件で絞って、自分のEVに対応するプラグや、急速充電器を検索できる。この機能はAndroid版とiOS版のアプリで提供されている。

 また、2020年から米国や日本など一部の国で提供してきた、車椅子対応の場所を探せる機能を、全世界に拡大した。

 「Google検索」にも、より広範な改良が加えられる。17日からマルチ検索は、食べ物に関する検索に対応する。食べてみたい料理を見つけた場合に、「Google」アプリの「レンズ」機能で写真を撮影するか、スクリーンショットをとり、「near me」(近くで)というワードを添えると、その料理を提供する近くの店舗が表示される。この機能は米国において英語で利用できる。

 また、スニーカー好きの人はARを利用することにより、購入を検討している靴の3Dレンダリングを表示できるようになった。現時点ではSaucony、VANS、Merrellなどのブランドに対応している。

 Googleは、化粧品のファンデーションを実際に使用した画像を表示する機能も発表した。さまざまな肌の色合いを持つユーザーに対応するよう、モデル148人の画像からなるライブラリーを用意。Google検索で特定のファンデーションを検索すると、さまざまなモデルにそれを施した結果が表示される。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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