1時間から相談できるスポットコンサルティングのプラットフォーム「ビザスク」を運営するビザスクは8月18日、米国の大手エキスパートネットワークサービス(以下ENS)事業者であるColeman Research Group(以下Coleman)の発行済株式を100%取得し、子会社化することを発表した。買収額は約112億円。
同社はビザスクを通じて、国内外14万人超の知見データベースを活用し、新規事業開発における業界研究やニーズ調査、人材育成、グローバル進出など、さまざまな課題に対して、個人の知見をピンポイントにマッチングしてきたという。
一方のColemanは、取扱高4300万米ドル超(約47億円)、登録エキスパート数26万人超の規模を誇り、米国、ロンドン、香港と世界5拠点で、企業の意思決定を支える業界エキスパートとのネットワークサービスを展開している。独自のテクノロジー、専任スタッフ、世界190カ国に広がる専門家のグローバルネットワークなどが強みだという。
ビザスクでは「世界で1番のナレッジプラットフォーム構築」を目指しており、今回の買収は「この未来を実現するための重要な一歩」と説明する。今後は、Colemanと統合プラットフォームを構築することで、アドバイザー数40万人超、世界7拠点(米国3拠点、欧州1拠点、アジア3拠点)、世界350人体制へと拡充する予定だという。
なお、同日のの取締役会において、約112億円相当の買収対価の一部とするための、第三者割当による種類株式発行および新株予約権発行についても決議したことをあわせて発表している。