色を揃えないタイプのルービックキューブ。デザインを遊ぶという発想

色合わせの超進化系。

色のついた3×3のマス目を、6面揃えるのが王道のルービックキューブ。世の中には最速で揃える競技もあるし、とにかく6面6色をキレイに揃えるのがゴールという認識だと思います。

揃えずバラバラの状態だと意味を持ちませんが、それを逆手に取った新商品が誕生しました。しかもマス目が超細かい!

絵柄をデザインするキューブ?

株式会社メガハウスの「ルービックキューブピクセル」は、回転で赤、青、黄、白の4色とドットの位置を変え、デザインを創造する全く新しいもの。

ひとつのブロックには5×5の細かいドットがありますが、斜めに2色の配置が可能。上手く組み合わせると、難易度に応じて塔や家や兜、ハートなどの絵柄が作れます。ハードになると富士山と太陽、もみじ、ロケット、ベリーハードだと三角形のデルタといった図柄も完成します。

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Image: 株式会社メガハウス

これらはメーカーが考えた作例ですが、オリジナルの模様を作るのも楽しいでしょう。

アートとしても使われるキューブ

本来ルービックキューブは、赤・白・青・黄・緑・オレンジの6色を持つパズルですよね。世の中には、1マスを1ドットとして、巧みに色をバラして何十、何百、何千個ものキューブでアート作品を作る人たちがいます。

2020年には、エナジードリンクのレッドブル主催のコンペで6,111個のルービックキューブを使い、巨大なモザイクアートが世界新記録を樹立した、なんてストーリーもあるくらい。

もし「ルービックキューブピクセル」でコレをやると、また違った表現ができますね。

真横や真上ではなく、斜め上から見て奥行きを感じるデザインを作る…というのはデザイン界でもなかなかない試みです。あえて言うなら、ある1点に立つとイメージが浮かび上がる錯視的なストリートアートが近いかな? 凸凹が反転して見えるトリックアート的でもあります。

Source: 株式会社メガハウス, Instagram via Red Bull

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