最近のイヤホンはどれも高水準。
音質も良いし、ノイズキャンセリングも快適。ただ、ハズレが少ないだけに、どれも似たような仕上がりで、個性に欠けると感じてしまうことも……。
今回は、そんな中でも「イヤホンに対する価値観が変わった…!」と感じさせてくれたイヤホンをご紹介します。
フックの存在、実は超重要だった
Beatsの「Powerbeats Pro 2」は、本体のフックが特徴のイヤホン。このフックが想像以上に便利なもので、フック付きイヤホンの価値観を変えてくれました。
このフック、本体が耳から外れてしまわないようにするため=ワークアウト向けという印象が強いですよね。イヤホン部分は標準的なカナル型で、フックがあることで安定感を増しているので、僕はこれまでは「本体部分の装着感さえ改善すれば、フックはいらないのでは…? 」と感じていました。
が、実際に使ってみて、そうした認識が大きく変わったんです。
イヤホンのフック、何がそんなに便利なの?

前提として、僕はワークアウトをしてません。このイヤホンも、家で使ってます。
家で使うのに、なんでフック付きのイヤホンが便利なのか。それは、ちょっと音楽聴くの疲れたなとか、ちょっと家族と話したいな、みたいなときに、「イヤホンを外した状態でも、本体を耳にかけて置いておくことができる」からです。
些細なポイントに感じるかもしれませんが、実際これってかなり便利だし重要なんです。イヤホンを外す際に、いちいちケースにしまう必要もないし、イヤホンのちょい置きする場所を探す必要もなくなります。イヤホンを外したとき「耳の上に置いておける」というのは大きな長所です。
Powerbeats Pro 2はバッテリーの持ちも本体再生8時間なので、ケースに戻すことなく1日使用し続けることが可能というのも理にかなっています。

あと、最近よく見かける耳掛け型のスピーカーにちょっと憧れてたのですが、このイヤホンのフックを利用してイヤホンを浅く耳に入れれば、擬似的な「耳かけスピーカー型のイヤホン」としても意外とイケました。
これ1台で、ノイキャンを効かせながらしっかりと音楽を楽しむこともできるし、浅めに装着し外音取り込みモードで外の音を聞きながら音楽を聴く、という使い方もできたので、やっぱりフックは便利ですね。