ひと手間、いや、ふた手間でグッとコーヒーがおいしくなります。
先月開催されていたコーヒーの祭典「SCAJ」でミルクフォーマーなる道具に出会ったのは、下村企販というキッチン用品の会社のブース。このミルクフォーマーをバーテンダーのごとくシャカシャカすると、ふわふわのミルクを作れるんです。
金属加工のまち 新潟県・燕三条の「下村企販」
今回新しく購入したのは、下村企販のコーヒー用具のシリーズ 珈琲考具の「シェイクdeラテ」というアイテム。
この下村企販という会社、じつは個人的にとても気に入っているキッチン用品の会社の一つ。金属加工で有名な新潟県・燕三条の会社という信頼感があって、ザルや排水口カバーなどリピートしています。
この「シェイクdeラテ」の部品は、シェイカー本体とフタ、メッシュ棒の3つ。ステンレスでできています。
使い方はシンプルで、約50mlの冷たいミルクを入れて20秒シャカシャカと振るだけ。細かいメッシュによって、牛乳がきめ細かく泡立ちます。
泡立てた直後のミルクはこんな感じ。程よく泡立ちとろっとした質感に仕上がりました。
ちなみに、使えるのは冷たいミルクだけ。確かに牛乳がぬるいとうまく泡立たずシャバシャバに。冷蔵庫でよく冷やした1〜5度の牛乳の適温なのだとか。
カフェオレが格段においしくなった
実際にシェイクdeラテで泡立てたミルクをアイスコーヒーにのせてみると、こんな感じで2層のカフェオレに。見栄えもカフェみたいでテンションが上がります。冷たいのに泡立ったミルクの甘い香りが広がり、ただ牛乳を入れるのとは大違いに感じました。
シャカシャカとミルクを泡立てるひと手間で、ここまでおいしくてふわふわのミルクを作れるのは大満足。電動のミルクフォーマーとは違って、コンセントも電池も必要なく比較的手軽。食洗機も使用OKです。
使用後の洗浄は慎重に
このシェイクdeラテ、メッシュのパーツが少し洗いづらいかも。分解できないため、細かいところまでしっかりと洗う必要があります。使った後はこんなふうに泡まみれになるので、固まる前に水につけるかすぐに洗い、保管する前にアルコールスプレーをかけるのがいいと思います。
ここでもうひと手間かかってしまうのですが、それでも電源なしでコーヒーのアレンジの幅を広げてくれるいい品。「SCAJ」のおかげで隠れた良品に出会えました。
Photo: mio