自撮りカメラ。ありません。
SNSアプリ。使えません。
Googleマップ。入っていません。
往年のガラケーを模した折りたたみスマホとは違います。ハイネケンとHMD Global、Bodegaが共同開発した「The Boring Phone」は、当時のケータイをHi-Fiで再現したデバイス。電話とメール、アウトカメラとQVGAという低画素ディスプレイを備えた携帯電話です。まさに平成レトロの文脈だ。
SNSも高画素写真/動画撮影もストリーミングもプッシュ通知も銀行口座へのアクセスも何もかも封じられたケータイ。いまやどんな価値を作るのか。その問いにハイネケンは「チャンスを逃さないよ!」といったメッセージをつけている様子。
そして「もっと人と語ろうよ。そしてハイネケンを飲もうよ」というストーリーにつなげていますね。便利になりすぎて逆に不便になってきた世の中です。こういうプリミティブなデバイスも求められるのかなあ。
ところでこのThe Boring Phoneは5000台の限定生産。入手方法はまだわかりません。
Source: Heineken