新庄ハムにトレード移籍、郡司裕也は「大きなチャンス」 ファームで見せていた打撃の「格の違い」

J-CASTニュース

   シーズン中に敢行された電撃トレードが、大きな反響を呼んでいる。中日・山本拓実、郡司裕也と日本ハム・斎藤綱記、宇佐見真吾の交換トレードが成立したことが、両球団から2023年6月19日に発表された。


  • 新庄剛志監督(写真:アフロ)

「1軍でも十分に通用する」

   日本ハム・新庄剛志監督はトレードを積極的に行うことで知られる。監督就任2年目でトレード補強は今回で5件目。昨オフに阪神から獲得した江越大賀は外野の強肩と広い守備範囲で好プレーを連発し、打撃でも3試合連続アーチを放つなど4本塁打と存在感を示している。新加入の選手を積極的に起用する方針を明言しており、山本、郡司もチャンスが増える可能性が十分にある。特に郡司は強打の捕手として定評があったが、中日ではチャンスが少なかった。

「正捕手の木下拓哉がいましたが、もう少しチャンスを与えても良かったかなと思います。日本ハム移籍は郡司にとって大きなチャンスです。ファームでは打撃で格の違いを見せていたし、1軍でも十分に通用する。捕手以外にも一塁、外野を守った経験があるので起用法の幅が広い選手です。山本も身長167センチと小柄だが、直球が浮き上がるような球質で面白い。リリーバーとして稼働が期待されます」(スポーツ紙デスク)

   昨オフ、中日から日本ハムに移籍したアリエル・マルティネスは今季打率.258、9本塁打、26打点をマーク。得点圏打率.400と勝負強さを発揮し、今月17日の古巣・中日戦(バンテリンドーム)では6回に右翼席へ逆転3ランを放って勝利に貢献した。最近は捕手でのスタメン出場機会が増えている。トレードは自分を変える大きなチャンスだ。郡司、山本は北の大地で輝けるか。中日に移籍した宇佐見も正捕手候補、斎藤は手薄な左の救援で期待がかかる。4人の選手にとって、野球人生の大きなプラスになる移籍になることを願うばかりだ。(中町顕吾)

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