休刊「週刊朝日」が「まさかの4刷決定」 売り切れ続出、公式SNS「どうか覚えていてください」

J-CASTニュース

   2023年5月30日発売号を最後に休刊した日本最古の総合週刊誌「週刊朝日」(朝日新聞出版)の増刷が続いており、6月12日には第4刷の重版が決定した。同誌公式ツイッターが同日発表し、「どうか週刊朝日を覚えていてください」などと伝えた。


  • 週刊朝日休刊号


  • 週刊朝日休刊号の表紙の一部

「売れて ものすごくうれしいです」

   1922年に創刊した週刊朝日の休刊は23年1月に発表された。発行元の朝日新聞出版の業績は堅調としつつも、週刊誌市場の販売部数や広告費が縮小する中で、同社のニュースサイト「AERA dot.」や書籍部門に注力していく判断を下したと、公式サイトで述べられている。

   休刊号の表紙は、週刊誌の勢いがあった「古き良き昭和時代の編集部」という方向性で撮影され、33人のスタッフが「編集部あるある」を再現した1枚になっている。「101年間、ご愛読ありがとうございました」と感謝も記されている。

   俳優・吉永小百合さんや作家・池澤夏樹さん、タレント・東山紀之さんなど100人以上からの休刊にあたってのメッセージなどを掲載している。

   発売日翌日の5月31日、朝日新聞出版はすぐに重版を決定。同日に第3刷の増刷も発表された。同誌は「あの…売れなくて休刊するので 売れて ものすごくうれしいです」などとツイッターでコメントしている。

   発売後、SNSでは「どこも売り切れ」「本屋さん2軒回ったけど無かった」などと報告するユーザーもいた。

   6月12日には、さらに「まさかの 週刊朝日休刊号 4刷決まりました!!」と第4刷の増刷決定も報告した。同誌は「売り切れ続出で ご迷惑おかけしておりました #週刊朝日 #休刊 特別増大号 おかげさまで4刷決定です」とし、「どうか週刊朝日を覚えていてください」とツイッターで伝えた。他のユーザーからは「4刷とはすごい!」などといった声が寄せられている。

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