【問う】ポッと出の女がオイシイとこだけ奪ってく … そんなの許していいんですか?

ロケットニュース24

25年も続いたアニメ『エヴァンゲリオン』のラストにおいて、主人公のシンジくんがポッと出の女・マリといきなりくっついた衝撃の展開は、全国の女子たちの心に「世の中にはこういうことも全然起こり得るのだ」という恐怖をしかと刻みつけた。

ドラクエ5におけるビアンカ・フローラ論争もそうだ。世間には「俺はフローラを選ぶ」と公言してはばからない男性が一定数存在する。ずっと昔から頑張ってきた綾波は、アスカは、ビアンカの立場はどうなるの? あと『NANA』の幸子、お前は一生許さん。

そして今、ロケットニュース編集部内においても同じ悲劇が繰り返されようとしている。本当にいいのでしょうか、この結末で?

・ウチのアイドル

私が誰かに頼まれてこの記事を書いているワケじゃないことを強くお断りしたうえで、現在、当編集部は大変な騒ぎになっている。全8回の予定で開催中の肝入り企画『編集部 女装対決』が、3回目にして早くも終了しそうなのだ。いくらなんでも早すぎだ。

企画の趣旨は我が編集部のアイドル・レイちゃんと編集部の男性メンバーが女装で対決し、どちらが可愛いかを読者投票で競うというもの。レイちゃんには “負けた時点で即引退” という厳しいルールが課せられている。ま、レイちゃんには固定ファンがいるから大丈夫っしょ!

……と誰もが思っていたのだが、なんと第3回目の投票が始まって5日目となる今日現在、約1300票の差で中澤記者扮する星子がリードしているのである。このままじゃレイちゃんがマジで負けちゃうよ!!!

もちろん、私は星子が悪いと言っているワケでは決してない。星子誕生に至る過程を間近で見てきた身としては、星子を応援したい気持ちもある。が……やはりレイちゃんが負けるのはダメだ。なぜなら彼女を愛しているのだ。

誰しも「失ってはじめて大切さに気づいた」経験があるだろう。病気になったとき、大好きなバンドが解散したとき、飼い猫が死んじゃったとき……我々はようやく “あたりまえ” の偉大さを知るのである。もう、こうなったらハッキリ言うけど、みんなの力で今からレイちゃんを勝たせてくれないだろうか?


・心に問いたい

レイちゃんの初登場は今から10年以上前。サイト発足とほぼ同時期から、ロケットニュースを支え続けてきたことになる。

ピチピチのギャルだったレイちゃんも今やアラフォー。そりゃコンディションが悪い日もあれば、なんとなく気分が乗らない日もある。

ライバルの登場にくじけそうな日だってあるだろう。

それでも……いつだってレイちゃんは笑っていた。しかしながら、断言してもいいが、彼女は今、この瞬間も、泣いている。それはもうポロポロと涙をこぼしているに違いない。だってずっとロケットニュースのために頑張ってきたのに「ポッと出の女より可愛くない」って言われてるんだよ? むしろ瀕死と言っても過言ではないはずだ。

なおレイちゃんは現在たまたま海外旅行中。自暴自棄になって行きずりの男に抱かれている可能性が高いが、運が良ければ、まだギリ抱かれる前かもしれない。時間が……ないんや!!!!


・今からでも遅くない

そして何より、レイちゃんは私の友達である。

ここ数年は年に1回しか編集部を訪れなくなっていたレイちゃん。しかし女装対決が始まったことで頻繁に会えるようになり、今度いっしょにラフォーレでも行こうと思っていた矢先だったのだ。もうレイちゃんに2度と会えないなんて……そんなの、ヤだーーーっ!!!!!


読者の中には面白半分で星子に投票した層も多いと伝え聞く。私自身、これまでのレイちゃんの人気があまりにも圧倒的だったため、つい出来心で「たまにはレイちゃん、負けねぇかな」と思ったことがあるのは事実だ。

そんな軽はずみの積み重ねが、ときに取り返しのつかない事態を招くことがある。我々は学び、そして悔いた。今からでも決して遅くはないはずだ。

ってことで、まだ投票がお済みでない読者は今すぐこちらのリンクからレイちゃんに投票してほしい。「うっかり星子に投票しちゃった」という方は、親戚に頼むなどして確実に1票を投じていただけますよう。

何度も言うが、この勝負に負けたらマジでレイちゃんは引退してしまう。と同時に、なぜかウチの羽鳥編集長も一気にやる気を無くす仕様になっているぞ。誰も得しない。だから今すぐレイちゃんに1票を……おねがい! おねがいしま〜〜〜す!!!!!

執筆:亀沢郁奈
Photo:RocketNews24.

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