【やじうまミニレビュー】エレコムの子ども向けキーボード「KEY PALETTO」、小学生が使ってみたら……?

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エレコムの子ども向けキーボード「KEY PALETTO」を試した

 エレコムが2023年5月に発売したのは、今どきのゲーミングデバイスでもなく、かといってクリエイター向けでもビジネス向けでもない、主に小学生あたりの子どもに向けたキーボード「KEY PALETTO(キーパレット)」だった。「大人向け」にはないカラフルでコンパクトな、楽しそうな見た目……。

 ちょっと気になったので、筆者の小学生の子どもにも実際に使わせてみた。すると、ひらがな入力専門だったのが、みるみるローマ字入力に適応していった! お父さんうれしい!

子どもは初見から前のめり、ローマ字入力にもマジメに取り組み始める

 そんなわけで、子ども向けに最適化されたKEY PALETTOを筆者がヘビーに使ってもあまり意味がないから、小学3年生の娘に使わせてみることにした。事前に「今度こういうキーボードを試すけど、使ってみたい?」と聞いたところ、デザインのカラフルさに興味を引かれたのか、予想以上に前のめりの態度でOKの返事。当日の夜に「まだ届かないの?」と聞いてくるほど気がはやっていた。飲食デリバリーじゃねーぞ。

 PCでは普段からゲーム(Minecraftやフォートナイト)をしたり、ひらがな入力で親とSkypeなどを使ってコミュニケーションしている娘。キーボードを使う条件として提示した「ローマ字入力を覚えること」というお願いもすんなり受け入れ、色分けされている意味や指の使い方のレクチャーにもちゃんと付き合ってくれた。

 いつもならこうはいかない。何か教えようとすると(筆者の教え方の問題だとは思うが)すぐに拒否反応を示すはずなのに、なぜこうも変わるのか。これが子ども向けに最適化されたキーボードの魔力なのだろうか、なんて思ってみたり。

KEY PALETTOで頑張ってローマ字入力する娘

 これまではずっとひらがな入力だったので不安だったけれど、アルファベット自体は理解していたようなので、最初から全く使えないということもなく、きちんとローマ字入力で使い始めた。ひらがなが刻印されていないのでローマ字入力するしかない、という諦めもあるだろう。ある意味強制的に学習できているわけだ。

 まだアルファベットキーの配置を把握できていないのと、ローマ字表記も全部は覚えていないので、サポートカードとキーボードとを交互ににらめっこしながら、ポチポチとゆっくりタイプしている。以前はフルキーボードだったので、少しキーが小さくなったところに違和感を覚えないこともないようだが、指の使い分けも意識しながら意外なほどマジメに取り組んでいて、お父さんはちょっぴりうれしい。

 両手でスムーズにタッチタイプするにはまだまだ時間がかかりそうではある。でも、アルファベットキーの配置をしっかり覚えればプログラミングなどできることも広がるだろう。そういえば筆者もPC(PC-8801mkII)でプログラミング(BASIC)を始めたのは小学3年生だった。子どもにも同じことをやってほしい、なんて全く思わないが、世代が代わってもタイミングは似るものなのだなあ、と、なんだか感慨深いような……。

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