パリパリの皮に全振りした餃子を水餃子にしたら悪魔的にウマい顔を見せてきてビビった! 山口県宇部市・餃子工房「穂満」

ロケットニュース24

これだから餃子という食べ物は面白い。当編集部はいろんな餃子を食べてきたが、ここにきて新しい一面を見せられた。今回、お取り寄せしたのはリクエストボックスに「食べてみて」との声が届いた山口県宇部市の餃子工房「穂満」

タイトルにも書いているようにパリパリの皮に全振りした餃子かと思えば、水餃子で悪魔的にウマい顔を見せてきたからビビった! いやぁ、こういうことってあるんだな〜!!

・宇部の餃子専門店

餃子工房と名乗るだけに餃子一筋のお店である穂満。1994年に誕生し、焼き立てパリジュワの餃子をお腹一杯食べて欲しい思いから当時としては珍しかった生餃子のテイクアウト専門店を開いたのだという。

宇部といえば工業都市。そうなるとビールに合うようなスタイルの餃子なのだろうか。いろいろと妄想がはかどるが、ひとまずご贈答用Aセット 冷凍餃子・3000円(送料別)を注文してみた。そして数日後……

届いたのがこちら。中に入っているのは……


餃子60個とタレ2本、それからスープ4袋。個数の多さはもちろん、「焼」「鍋」「炊」といろんな食べ方ができる点も嬉しい。何はともあれ、餃子ならまずは「焼」で食べてみねばなるまい。


・焼き餃子を作ってみた

てことで真っ先に焼き餃子を作ってみた。サイズとしては一般的で大きくもなければ小さくもない。コーンスターチがかなりついているから必然と「パリパリ系餃子」、そしてキレイな羽根に期待することになるがはたして。


粉を落とすように熱湯を注いで……


続いて蒸し焼き。そして最後の仕上げで大体何でもウマくしてしまう魔法の液体のゴマ油を加えて焼き上げると……


かぁ〜!! ビンゴだ!! もう見た目からパリパリしているのが分かる!! 上から見てもイイが、注目すべきは横から見た角度!!!!


しだれ桜みたいで美しいっ……!


羽根がしっかりできていて、コレだけでヨダレもんである。んで箸を入れたら「ザクッ、ザクッ」と音がするし、これはかなり期待していいのではないだろうか。


・焼き餃子の実力は?

それでは実際に食べてみるとしよう。先に口にした編集長のGO羽鳥の感想は以下の通りだ。

羽鳥「見た目から分かっちゃいたけど、スゴいサクサクする! 味はド真ん中の王道ですな。コーンスターチのパリパリが印象的でビールと一緒に食べたら美味しい系の餃子かな。これは塩が合うのか? いや、何が合うのか分からないなぁ。

ちょっと下品な言い方になるかもしれないけど、サクサク具合といいなんかポテチを乗っけたみたいな感じもする。美味しさを野球でいうと、ダルビッシュでもなければ大谷くんのスピードまではいってないってところかな。ストレートでド真ん中なんだが……う〜ん」

あれっ? 想像したよりも刺さっていない!? 次に私も食べてみたら……ふむ、羽鳥が言うようにサクサクの入り方は最高でド真ん中の王道餃子なのだが、次の一手が来ないというか何かが足りないような気がした。タレをつけてもそう。

もっとも目立っているのがニンニク。次に印象に残るのが羽根(コーンスターチ)のパリパリ具合ではあるも、餡から強烈な主張を感じるタイプではない。そして味自体も特別トガった部分はないかな〜というのが素直な感想である。

あと食べていて気になったのは皮の弱さ。途中、餡を丸っと包む皮がもう少しシッカリしていてくれたら……まぁそういうスタイルなのかもだが、ところどころ破れてしまうのがもったいなく感じてしまった。

また、餡自体の肉感をもう少し感じたかったというのが正直なところで、ちょっとモヤッとした部分があった。このあたりは個人の好みもあるだろうが、もっと飛べそうな気がする餃子だなぁ……と思いきや!!!!


・水餃子のポテンシャル高

所変われば品変わるという言葉があるように、水餃子にしてみたらハンパないポテンシャルを見せつけてきたからビビった。同封されていたスープを使って水餃子を作ると……

簡単にできたにもかかわらず……


アッサリしていて激ウマだったのだ! 水にしたら簡単に飛んだ!! これには肉汁系餃子が苦手な中澤記者もご満悦。「この水餃子はパクパクいける」と大絶賛で箸が止まらなかった。私も同感。水餃子になると悪魔的だ。

焼き餃子と変わらず皮こそ弱めだったが、水餃子だとワンタンっぽくもあるから素直に美味しい。「焼」「鍋」「炊」とどんなタイプにでも対応できるからこそ、焼き餃子だと少々物足りなかったのかもしれない。餃子は1つにあらず! 勉強になった!

参考リンク:餃子工房「穂満」
執筆:原田たかし
Photo:RocketNews24.

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