シャープのロボホン8周年–「ChatGPT」を活用した新アプリ、先行体験モニターも

CNET Japan

 シャープは5月26日、コミュニケーションロボット「ロボホン(RoBoHoN)」向けに、OpenAIが開発・提供する大規模言語モデル「ChatGPT」を活用した新アプリケーション「お話作ろう」の提供を6月29日に開始すると発表した。5月26日にロボホンは誕生から8周年を迎えた。

 同アプリは、利用者が設定した登場人物やシチュエーションなどの条件、ロボホンと利用者との過去の会話情報、位置情報などをもとに、ChatGPTを活用して物語を創作。ロボホンが身ぶり手ぶりを交えて読み上げる、新開発のアプリケーションとなる。

 利用には、「ココロプラン」または、「ビジネス基本プラン/ビジネスプレミアムプラン」への加入が必要。「アプリ管理」画面より、無料でダウンロードできる。

 ロボホンと過去に会話した食べ物や好きな言葉、旅行した場所などの情報をランダムに組み合わせるので、利用する度に新しい物語が楽しめるという。

 また、インターネット上のさまざまな情報を学習。大規模な自然言語データをもとに、対話に適した文章を生成できるChatGPTを活用することで、独創的でユニークな物語が創作できるとしている。

 さらに、ChatGPTを活用した対話アプリケーションの開発も進めており、「ココロプラン」に加入中の人を対象に、対話アプリケーションの体験モニター(100名)を募集する。募集期間は、6月10日10時00分から6月25日18時00分まで。

 同モニター参加者から得られた意見やトライアル中の利用状況などを踏まえて、今後の実用化を検討するという。

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