【異世界】名古屋に爆誕した「女の子と絶対話せるラーメン屋」へ行った結果 → ショックで気絶するかと思った

ロケットニュース24

若くてカワイイ女の子とお話したい。女の私でさえそう思うのだから、男性陣の “女の子とお話したさ” たるや、一体いかばかりかと思う。なんなら話さなくたっていい。彼女らがパフェなど食べる様子を、ただ、眺めていたい。

……とか思っていたところ、名古屋に『女の子と絶対話せるラーメン屋』がオープンしたとの情報をキャッチ。「ガールズバー行ってくる」とは言いづらいが、「ラーメン屋行ってくる」なら全然言えるぞ。ってことで名古屋へ行ってきた!

・色々やるよね、名古屋は

名古屋といえば、それなりのラーメン激戦区として知られている。

中でも『フジヤマ55』は大須のランドマークともいうべき存在。海外進出も果たしている人気店だ。

今回訪れた『カニスタ』は、そんなフジヤマ55が監修したラーメンを提供するお店……という触れ込みである。営業時間は夕方18時から朝5時まで。攻めてるな〜。


・女の子と絶対話せるラーメン屋

「あまり混み合う時間帯だと女の子と話せないかも」と意気地のない心配をした私は、オープン直後にお店へ向かった。( ※ 混み合う時間帯でも絶対に女の子と話せるそうです)

このオシャレなたたずまい、いかにも若い子がワンサカいそうだ。ドアを開けると……



ヒュ〜〜〜ッ! 本当に若い子がワンサカいる〜!


この日のカニスタの女の子たちの平均年齢はだいたい20歳前後。 “若い” の中でもトップクラスの若さといえるだろう。

バーっぽいカウンター席のほか、ボックス席もある。店内にはアニソンが流れていたが、別にそういう決まりなのではなく、単に女の子たちの趣味らしい。自由だなァ〜。


・ラーメン屋か否か

さて、メニュー表を見たところで、私は初めてお店に “システム” があることを知った。

チャージ料金が1時間あたり22時までは800円、それ以降1100円かかる(女性は半額)。また1時間ごとに1人ワンオーダーが必須だ。要するにここは、俗に言う『コンカフェ(コンセプト・カフェ)』の一種なのであった。コンカフェ……人生で初めて来たよ。

女の子たちの業務は、基本的にお客さんの相手をすること。確実に女の子と喋れることを考えれば、かなり良心的な価格なのではないか。

名古屋名物の台湾ラーメンを中心に、かなり本格的なラーメンがラインナップ。マジでラーメンだけ食べに来る人や、女性客も多数とのことだ。コンカフェかラーメン屋かと聞かれれば、僅差で後者だと思う。


……とかやっているうち、カワイイ女の子がカウンターごしに「こんにちわ」と現れた。AKBの卵か何かですか? ってくらいカワイイ。あ、名古屋だからSKEか。私は彼女らの母でも不思議じゃない年齢。ここはひとつ、うまいことトークをリードしよう。


「や、どーもどーも! それにしてもみんな、若いねぇ〜!」

女の子「2人とも18歳です〜」

「へぇ〜〜〜〜! あ、そっちの彼女、ピアスがスゴイねぇ! 何ていうバンドのファンなの?」

女の子「いえ、バンドには全然興味ないんですよ〜」

「へぇ〜〜〜〜!」

女の子「……」

「……」


・大変なことになった

私には「自分は平均的な日本人よりコミュ力が高い」という自負があった。が……不思議なことに、この若くてカワイくて今風なお嬢さんたちを前にして、ロクな話題も提供できない老害と化してしまったのだ。困ったというより、自分の実力の無さにショック受ける。早く挽回しなくては……。


「え〜と、お休みの日は何してるの?」

女の子「私、お客としてコンカフェへ行くのも好きなんですよね〜」

「へぇ〜、若いねぇ! よそのコンカフェの子と仲良くなったりするの?」

女の子「いえ、コンカフェで “繋がり行為” は厳禁ですから、そういうことは無いです〜」

「あ…………そうなんだ。若いねぇ〜!」


……お分かりだろうか? 先ほどから私が「若いね」以外の相槌を打てなくなっていることを。自分が若かった時のことを思い出せば、「若いね」なんて言われたって全く嬉しくないことは明らかである。でも、もう「若いね」以外の感想が出てこないのだ。

このような極限状態で運ばれてきた『台湾ラーメン』(1100円)は、とってもおいしそうだったが……

正直、味なんて全く分からなかったことをお知らせしておきたい。これほど大勢の女の子に見守られながらラーメンをズルズルすすれるものかどうか、ぜひ一度体験してみてくれ。


・客側も結構スゴイよね

その後も大汗をかきつつ、のべ10人ほどの女の子たちと、なんとか1時間トークした私。いい歳してロクな話題も提供できない身の上としては、とにかく女の子たちにドリンクを飲ませるほか成すすべもないのだった。なんだか気を使わせて申し訳なかったなぁ……。

と、ここでフト横を見ると、客の中年男性が女子たちと楽しそうに『落書きパンケーキ』(1200円)などをつついている。失礼を承知で申し上げると、私はこれまでコンカフェへ通う男性に対して “女の子と話すのが苦手そうな人たち”  という印象を、少なからず抱いていた。

……が、今は分かる。初対面の若い女の子と楽しくトークできる彼らは、我々とは異なるタイプの、高〜いコミュ力を有しているのだ。私のコンカフェ初体験は惨敗に終わったが、こりずに再びトライしてみたい。いつの日か、若くてカワイイ女の子(複数)と談笑するために……。

ってことで、 “絶対に女の子と話せるラーメン屋” は名古屋に実在していることが分かった。人生経験という側面においても、一度は訪れてみることをオススメする。


・今回ご紹介した店舗の詳細データ
店名 Ramen & Bar カニスタ
住所 名古屋市中区大須3-5-6 矢場町サンコービル1F
時間 18:00~翌5:00(平日) / 12:00~翌5:00(土日)

執筆:亀沢郁奈
Photo:RocketNews24.

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