「和歌山のことは和歌山で」と言いながら、東京から都知事が応援弁士に来る奇っ怪

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こんにちは、音喜多駿(日本維新の会 参議院議員 / 東京都選出)です。

選挙戦も最終盤戦、ずいぶんと盛り上がってまいりましたね。

自民候補応援で和歌山入り情報の小池都知事を維新・馬場氏が揶揄 衆院和歌山1区補選
https://www.sankei.com/article/20230421-AAQJGBAZKZMYJNDPGVKIQY3F34/

>日本維新の会の馬場伸幸代表は21日の党会合で、東京都の小池百合子知事が、衆院和歌山1区補欠選挙(23日投開票)に出馬している自民党候補の応援のため22日に和歌山入りするとの情報に触れ、「小池さんが入るスローガンが『和歌山のことは和歌山で決める』。なんで東京の人が言うのか」と揶揄(やゆ)した。

これ、私も心底びっくりしました。まさかの東京都知事・都民ファーストの会特別顧問が、東京の応援遊説ではなくて和歌山入りっ!夕方からまた都内を回るのかもしれませんけど、それでよいのか…?

>小池都知事の和歌山応援のキャッチは「和歌山のことは和歌山で決めよう」だそう。対維新プロパガンダの雛形なんかな。

◾️奈良知事選「奈良のことは奈良で決める」by自民
◾️名古屋市議選「名古屋のことは名古屋で決めよう」by減税河村市長
◾️参院選「京都のことは京都で決めよう」by立憲民主
◾️堺市長選「堺のことは堺で決める」by竹山陣営

まあアレですよね、おわかりの通り、維新の首長や政治家が誕生したとて「大阪」が何かを決めるわけではありません。そんな法的権限も予算もない。

それより問題なのは、これまで和歌山などの地方はまさに中央(永田町)がほとんどすべての政策を決めてきたわけで、その象徴がずばり「選挙に東京から応援にくる弁士」なのでしょう。

政府与党・自民党は深刻な自家撞着に陥っています。

本当に大事なのは「地方のことは地方で決める」こと。それにもっとも寄与できる政党・政治家は、地方から生まれた分権型政党・日本維新の会しかないと自負をしています。

巨像がアリに挑む闘い。最後のフィナーレは番狂わせで。

ngkaki/iStock


編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会)のブログ2023年4月21日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。

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