ケーキ箱型カバンの提案(デジタルリマスター)

デイリーポータルZ

いいことがあったり、仕事で脳を使ったり、単に魔が差したりしたとき、ささやかながらいくつかケーキを買って帰ることがあります。

・・・という出だし、前にも一度どこかで読んだことあるような。おお、これだこれだ。この記事だ。
鉄のケーキ箱でケーキを守れ

おお、よく見たら私の記事ではないか。どんだけケーキ箱にご執心なんだ。

このように、最近またこのケーキ箱が気になってしょうがない私である。何か他のものに応用できるのではないか、との思いに苛まれて夜中に飛び起きる、ということはないが、家では常に視界の片隅にそれはある。

ある日、はたと思いついて、カバンにしてみた。

2008年3月に掲載された記事を、AIにより画像を拡大して加筆修正のうえ再掲載しました。

今回ケーキは出てきません

これまた最近の記事でケーキを買う用事があり、そのときのケーキ箱がなんとなく気になって、捨てずにとっておいたのだ。「資料用」ってやつですね。

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このフォルム・・・すばらしい。

言ってみればただの「パッケージ用品」だ。東急ハンズなどでも、これ単体ではパッケージ用品コーナーに並んでいるだけのものであって、ファンシーな要素はこの形相からは汲み取れるものではない。

しかし、なんだろう。我らの幼い頃より脳裏に刻まれてきた、この高揚感。期待感。ワクワク感と言い換えてもいい。この箱のスキマから、善き光が漏れ出てくるのが見えるようである。もっと簡単に言うなら「開けたらケーキが出てくるんじゃないか」と思わせる力だ。

前置きは長いですが、記事は早く終わります。
さて、このケーキ箱の形そのままに、カバンを作っていきましょう。

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なぜかうちに大量のキャンバス地があったので、使っちまおう。
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今回は鉄ではないので、適当に決め打ちで裁断しちまおう。

今回は、側面まで広く開く「ガレージタイプ」の箱ではなく、上部のみ開く「ヘリポートタイプ」の箱をモデルにする。そんなタイプ名はない。私が今決めた。

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これまた適当に、2枚重ねで縫っていく。いや本当は仮縫いとかしなきゃな。
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中表で、布を箱状に組み立て終わったところ。
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ケーキ箱のアイデンティティたる、「フタストッパー耳」(そんな名前ではない)の部分。
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持ち手の位置を試行錯誤。
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ボタンホール縫うときの要領で、持ち手のあの部分(わかりますな?)を切り抜き。
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ちゃんと自立してくれたようだな。先生うれしいぞ。

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