Twitterがプーチン大統領を含むロシア政府関係アカウントへの制限を解除し「おすすめ」への表示を再開していることが発覚

GIGAZINE
2023年04月10日 16時00分
ネットサービス

.p-category{ position: absolute; right: 2px; }


2022年2月のロシアによるウクライナ侵攻開始以降、Twitterではウクライナ侵攻の写真や動画を伝えるアカウントの凍結や、ポリシーアプローチを変更し、紛争中の政府アカウントのおすすめ表示を減らしていることが報じられていましたが、2023年4月になってウラジミール・プーチン大統領を含むロシア政府関係者のアカウントが、検索結果やタイムラインに表示されるようになったことが報告されています。

Putin’s Twitter account resurfaces as Russia comes in from the cold
https://www.telegraph.co.uk/technology/2023/04/07/elon-musk-twitter-lifts-restrictions-putin-kremlin-russia/


Telegraph: Twitter lifts restrictions on Russian top government accounts
https://kyivindependent.com/telegraph-twitter-lifts-restriction-on-putins-official-account/


Putin’s Twitter, other Russian Officials accounts resurface after a year of restriction: Report | World News – India TV
https://www.indiatvnews.com/news/world/putin-twitter-other-russian-officials-accounts-resurface-after-a-year-of-restriction-president-blocked-on-twitter-russian-embassy-in-uk-ukraine-war-2023-04-08-861692

2022年4月にTwitterは「紛争に巻き込まれている国の政府アカウントを拡散したりおすすめしたりすることはありません。その国でTwitterがブロックされているかどうかは関係ありません」と述べ、ポリシーを変更しました。その結果、ロシアやウクライナを含む紛争中の国の政府アカウントに制限がかけられ、「おすすめ」タイムラインや検索結果などに表示される頻度が大幅に減少しています。

Twitterが戦争捕虜のコンテンツを削除する方針を示す、紛争中の政府アカウントのおすすめ表示も大幅に減らす – GIGAZINE


しかし2023年4月にThe Telegraphは、プーチン大統領の公式アカウントやロシア外務省、ロシア大使館のアカウントがTwitterでの検索結果やタイムライン、「おすすめ」タブに表示されるようになったことや、フォロー推奨アカウント一覧に表示されることを報告しています。

匿名の元Twitter従業員は「この変更が偶然またはTwitterの従業員の知識や指示なしに加えられた可能性は非常に低いでしょう」と述べ、Twitterが意図的にロシア政府関係者への制限を解除したことを示唆しています。

なお、Twitterのイーロン・マスクCEOは、「コードの透明性を確保し、ユーザーの信頼を得る」と宣言し、2023年3月31日に「おすすめ」タイムラインの投稿選択アルゴリズムをオープンソース化して公開しています。

Twitterが「おすすめ」タイムラインの投稿選択アルゴリズムをオープンソース化して公開、誰でもダウンロード可能に – GIGAZINE


この記事のタイトルとURLをコピーする

Source

タイトルとURLをコピーしました