どうやらゴーゴーカレーの「みそカツカレー」が人気を博しているらしい。ゴーゴーカレーの公式Twitterによると「販売店舗で超人気急上昇中!! 方々から販売店舗を開示してほしいと、ご要望がありましたので、販売店舗公表致します」とのことでビッグウェーブが来てるっぽい。
だとしたら乗るしかあるまい……このビッグウェーブに! 新名古屋めしといいつつネタ商品だろうなと見送っていた私だが、編集部近くのゴーゴーにちょいちょい行く身としては食べておかねばなるまい! ゴーゴー!!
・テレビで考案されたメニュー
ということで対象店舗へやってきた。どこが対象なのかはゴーゴーカレーの公式Twitterをご覧いただきたいが、あまり多くはないみたいなので近所に店舗があればラッキーかもしれない。
さて、話題の「みそカツカレー」は名古屋の人気店『やぶ屋』の味噌だれが使用されており、2022年12月5日放送回のテレビ番組『月曜の蛙、大海を知る。』で考案されたメニューがベースとなっているもよう。
値段は中盛で1000円。ちょっと高いかな〜とは思ったものの、写真を見たらカツとキャベツに加えて半熟目玉焼きとネギまで乗っているから妥当なところなのかもしれない。なかなかボリュームがありそうだ。
・不安材料
そして注文して待つことしばし。出てきた実物の「みそカツカレー」がこちら。見た目はいつものゴーゴーのカツカレーのような気もするが、みそカツだというのを忘れてはいけない。食べるにあたり、不安材料はやはりみそカツのみそだろう。
そう、名古屋めしといったらだいぶ好みが分かれる印象があるのだ。あの甘い味付けのみそがどうカレーに影響を与えているのか。人気とのことだが、イケるならイケる、ダメならハッキリNOと言わねばなるまい。
・食べてみた感想
とにかくすべては味次第。はたして名古屋めしとの融合はできているのか、それから新名古屋めしとしてどうなのか。混ぜ合わせて食べてみたところ……これは……
合うっ……!
不思議と合う!!!!
ぶっちゃけ一瞬、甘さにたじろぐ自分がいたが、ゴーゴーカレーのルウの強さもあってか自然とスンナリ受け入れられた。なんというか絶妙にウマいというよりは、甘さとルウが戦っているのに不思議とウマいと感じるカレーと言おうか。
例えるならばノーガードで殴り合う格闘技を観ているかのよう。それこそ伝説の「ドン・フライ vs 高山善廣」の試合のような感じで、みそカツとカレーが殴り合いながらお互いを引き立て合っていた。
普通のカレーならみそカツから丸呑みにされていてもおかしくないが、ゴーゴーのルウ自体が強いからこそできた一皿。ネギはいらないかもな〜と思ったものの、決して邪魔にはなっていないから全体を通して「匠」の技が光っていたような気がする。
個人的には大丈夫……というよりむしろアリ。よほどみそカツのあの感じが苦手じゃなければ、美味しく食べられるのではないだろうか。もとからみそカツがダメだという人は手を出さない方が正解かな、ウン。
・期間限定商品
というわけで、てっきりネタ商品かと思いきや人気となっているのも納得だった「みそカツカレー」。味がケンカしながら不思議と合うし、ボリュームもあってお腹いっぱいになるのがゴーゴーらしくてまたよかった。
なお、同商品は期間限定販売でいつまでやるのか店員さんに尋ねたところ「分からない」とのことだった。すぐになくなることはなさそうだが、カレーとみそカツの融合を味わいたい人は早めに食べておくべし!
参考リンク:Twitter @GOGO_CURRY
執筆:原田たかし
Photo:RocketNews24.