【しくじり】メルカリの肝である送料で1万円損した話 / 手軽なメルカリ便の「厚さ3cmの壁」について

ロケットニュース24

15年住んだ部屋からの引っ越しに伴って、断捨離に本の処分に粗大ゴミの処理に……と、あれこれやってきた。引っ越しというのは何かとお金が入り用である。

できることなら少しでもお金が欲しいなってことで、不用品の中でも本以外の貴重なものはメルカリに出すことにした

香水など総額にして2万6千円以上の売上があった。ところが、私の手元に入ってきたのは約1万6千円……。残りの1万円がいったいどこに消えたかって? それは……。

・安く送れるはずだった

フリマアプリなら当たり前だと思うが、メルカリは手数料10%が取られる。さらに、送料がかかる。

適切な梱包方法を考えなきゃいけないので、そもそも発送はめんどくさい。なんて思っていたら、数年前から「らくらくメルカリ便」「ゆうゆうメルカリ便」といった便利な発送サービスが始まった。自分で宛名すら書かなくてよい匿名配送サービスである。

発送にはそれぞれいろんなプランがあるのだが、なかでも送料が安くて便利なのが


・らくらくメルカリ便 ネコポス (210円)
・ゆうゆうメルカリ便 ゆうパケット (230円)


であった。ちなみに、「らくらく〜」はヤマト運輸、「ゆうゆう〜」は日本郵便が配送を請け負っている。このふたつは、ある程度の重さと厚みがあるものを安くで送れる。重さや大きさの規定は


・ネコポス (角型A4サイズ)
タテ 23〜31cm、ヨコ 11.5〜22.8cm、厚さ 3cm 、重さ1kg以内

・ゆうパケット (A4サイズ 3辺合計 60cm以内)
長辺 34cm以内、厚さ 3cm以内、重さ1kg以内


という感じ。ざっくり言うと、A4サイズで厚さ3cm以内、重さ1kgの本や雑貨が送れるって感じ。しかも、最近は専用資材がコンビニに売っているのだ。梱包の面倒臭さと宛名書きの面倒くささから解放されるなんて最高じゃんって思った。


・深く考えずに「らくらくメルカリ便」を選択した結果…

ちなみに、私がメルカリで売ったのはコレクションしていた香水。引越し前で早く物を手放したかったこともあり、相場よりも安く出品した。

メルカリでは出品の時点で配送方法を選択しなくてはならないのだが、深く考えずに「らくらくメルカリ便」や「ゆうゆうメルカリ便」を選択

安く出品したおかげで速攻で売れたのでよかったよかった……と思った。そして、近所のコンビニにらくらくメルカリ便の資材を買いに行って、商品を入れてみたら……。ネコポスの厚さ3cmがクリアできていなかった。

香水はガラス瓶だからプチプチなんかで包まないといけないし、失敗したなあと思った。

「ネコポス」よりワンサイズ大きい専用ボックスで厚さ5cm以内を発送できる「宅急便コンパクト」もあるのだが……近くのコンビニだと「宅急便コンパクト」専用ボックスがぜんぜん売っていなかった。ヤマトの営業所に行こうにもとっくに閉まっている。

「しかたない、配送を前に定形外郵便に変えるか……」

と、発送方法を変更しようとしたところ、事前に「らくらく〜」や「ゆうゆう〜」を指定していた場合、匿名配送が原則になっているため購入者に許可を取らないと配送が変更できないというのだ。め、めんどうくさい! 

メルカリには早く送らないと、購入者から悪い評価がついたりするので、なるべく変更やトラブルは避けたい。


・送料210円のはずが750円に

結果的に、たった2200円の商品に対して宅急便を使うはめになり、送料210円で済むはずが750円に。さらに手数料10%を含むと1000円近く取られてしまった。実質売上は約1200円である。

一気に大量出品し大量落札されたたため、想定よりも送料を高く取られて、コレクションを大安売りするような結果になってしまった。先にちゃんと厚さ3cmを測らなかった自分が悪いのだが……。世の中の雑貨類は厚さ3cmを超えてしまうものが多いということが身にしみて分かった。

これからメルカリで物を売る人には口を酸っぱくして言いたい。匿名配送で「ネコポス」と「ゆうパケット」を使う前に、厚さ3cmを超えるかどうかをしっかり測ったほうがいいよ……と。

参考リンク:メルカリ 配送早わかり表(PDF)
執筆:御花畑マリコ
Photo:RocketNews24.

Source

タイトルとURLをコピーしました