Shure、Web会議用音声デバイス「Stem Ecosystem」6製品を発売 会議室に合わせた最適な配置をシミュレーションして検討可能

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Stem Ecosystem

 シュア・ジャパン株式会社(Shure)は3月17日、Web会議用音声デバイス「Stem Ecosystem」のスピーカーフォンなど6製品を発売した。

 全ての機器が有線LAN接続とPoE+給電に対応。会議室の広さやニーズに合わせ、1〜10台の製品を自由に組み合わせて利用できる。

 同社のウェブサイトで提供される「Room Design」で、会議室に合った機器の選択や配置をシミュレーションできることも特徴。手数をおさえて社内で検討を進められ、購入のためのコストや工事も最小限にでき、導入の複雑さから解放されるとしている。

卓上用スピーカーホン「Stem Table」

Stem Table

 特定の発言者の音声を正確に捉える「ビームフォーミング」機能を備えたマイクロホンを9基内蔵。収音方向を本体のLEDで示し、声が拾われていることを確認できる。市場想定価格は11万6600円。

 スピーカーは下向きに配置され、製品から出力した音声がマイクに入ることを防ぐ。

 インターフェースはPoE+対応の有線LAN×1、USB Type-B×1を備える。本体サイズは199×77mm(直径×高さ)、重量は1.1kg。

ウォールマウント・アレイスピーカーホン「Stem Wall」

Stem Wall

 壁に取り付けるスピーカーホンで、ビームフォーミング機能を備えたマイクロホンを15基内蔵する。また、スピーカーを2基、サブウーファーを備え、遠隔先の音声を低域から広域までバランスよく再生する。市場想定価格は22万円。

 収音方向を本体のLEDで示し、声が拾われていることを確認できる。

 インターフェースはPoE+対応の有線LAN×1、USB Type-B×1を備える。本体サイズは1220×92×84mm(幅×奥行×高さ)、重量は3.3kg。

シーリング・マイクロホンアレイ「Stem Ceiling」

Stem Ceiling

 天井、天井吊下の設置が可能なアレイマイク。100基のマイクを搭載。3段階のビームフォーミング設定により、収音角度を60/45/20°の3段階から選べる。また、発言エリア外の不要な音を拾いにくいオーディオフェンシング機能を搭載する。市場想定価格は45万3200円。

 インターフェースはPoE+対応の有線LAN×1、USB Type-B×1を備える。マイクのサイズは550×44mm(直径×高さ)で重量4.1kg、マウントのサイズは596×596かける30mm(幅×奥行き×高さ)、重量は1.9kg。

ネットワーク・スピーカー「Stem Speaker」

Stem Speaker

 天井、壁面または卓上に設置可能なスピーカー。リングLEDライトの点灯状態で、ミュートなどデバイスの状態を表示する。市場想定価格は10万7800円。

 インターフェースはPoE+対応の有線LAN×1を備える。本体サイズは、229×109×233mm(幅×奥行×高さ)、重量は2.5kg。

コミュニケーション・ハブ「Stem Hub」

Stem Hub

 複数のStem Ecosystemデバイスを使用する際に、製品間の音声・制御信号をまとめてコントロールする。1部屋につき10台までのデバイスを接続可能。市場想定価格は7万2600円。

 インターフェースは有線LAN×1、USB Type-B×1、ユーロブロック(ターミナルブロック)×1を備える。本体サイズは178×38mm(直径×高さ)、重量は0.27kg。

タッチ・コントローラー「Stem Control」

Stem Control

 10.1インチのStem Ecosystem専用タッチコントローラーで、同プラットフォームにアクセスしてデバイスをリモートで管理できる。また、Web会議プラットフォームのコントローラーとして使用できるほか、SIP通話にも対応。市場想定価格は22万円。

 インターフェースはPoE+対応の有線LAN×1を備える。本体サイズは、243×93×147mm(幅×奥行×高さ)、重量は0.78kg。

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