等身大「ボトムズ」スコープドッグが立つ町・稲城市でデザイナー・大河原邦男のメカニックデザインを巡ってきた

GIGAZINE
2023年03月18日 11時30分
取材



「機動戦士ガンダム」シリーズや「科学忍者隊ガッチャマン」、「ヤッターマン」をはじめとしたタイムボカンシリーズなど、数多くのアニメ・ゲームのメカニックデザインを手がけたことで知られる大河原邦男さんの出身地ということで、東京都稲城市は「MECHANICAL CITY INAGI」として「メカニックデザイナー大河原邦男プロジェクト」というプロジェクトを進めています。有名なところでは、アニメ「装甲騎兵ボトムズ」に出てくる人型兵器・スコープドッグの等身大モニュメントがJR南武線・稲城長沼駅前に設置されています。このほかにもいろいろなものが市内に点在しているので、巡ってみました。

MECHANICAL CITY INAGI Presents 「メカニックデザイナー大河原邦男プロジェクト」 稲城市ホームページ
https://www.city.inagi.tokyo.jp/kanko/kanko_tokusyoku/past_evernt/ookawarakunio/mechanical_city_inagi_presents.html

・目次
◆稲城長沼駅周辺
◆南多摩駅周辺
◆矢野口駅周辺
◆若葉台駅周辺

◆稲城長沼駅周辺
探索の拠点となるのはJR南武線・稲城長沼駅。この駅の周辺がもっともアイテムが多数存在します。


駅前にコミュニティバス・i(あい)バスの「稲城長沼駅前」バス停があります。


バス停の上に描かれているキャラクターは、稲城市の公式イメージキャラクター・稲城なしのすけ。大河原さんと井上ジェットさんが、稲城の特産品・梨をモチーフに作った「梨型メカ」です。


駅の東側高架下にたたずむシャアザクとガンダム。高さはおよそ3.6mなので、だいたい1/5スケール。


なしのすけとなちのちゅけもいます。


シャアザクとガンダムがある場所の背後は「いなぎ発信基地ペアテラス」。


観光情報発信だけではなく特産物販売スペース、喫茶スペースが設けられています。


店内に並んでいた、なしのすけとハロ。


また、大河原さんに関連するイラストや書籍なども置かれています。


大河原さんによるオリジナルロボット・イグザインのデザイン画。


スーパーなしのすけロボとイグザイン。


2012年から開催されている「メカデザイナーズサミット」の歴代ポスターなども。


稲城長沼駅とペアテラスの間の横断歩道を渡ったところにはデザインマンホールがあります。


ガンダムのデザインマンホールです。


そして、なしのすけ像の向こうにアニメ「装甲騎兵ボトムズ」のスコープドッグが立っています。


北向きに立っているので、昼過ぎに訪れると太陽を背負う姿になります。


このスコープドッグは2020年3月15日に設置されたもの。

装甲騎兵ボトムズ「スコープドッグ」等身大モニュメントを設置しました 稲城市ホームページ
https://www.city.inagi.tokyo.jp/toretate_inagi/h31toretate/bottoms_monument.html


高さは3.8mで、作中設定の通りの実物大(1/1スケール)。


高架下にいるガンダムやシャアザクと同サイズというわけです。


稲城長沼駅を守るスコープドッグ。


角度によっては住宅街に立っているかのような感じにもなります。


遠目から見るとこんな感じ。


ペアテラスの近くの用水路には2種類のデザインプレートが設置されています。


「ヤッターマン」ヤッターワンプレート


「装甲騎兵ボトムズ」スコープドッグプレート


駅の北方には「稲城市立第四文化センター」があります。


ここには大河原さん作画のイラストと、大河原さんが寄贈したサインやプラモデルが展示されています。


また、稲城市役所1階の市民ロビーにはガンダム立像があります。市役所に入れるのは平日8時30分から17時までなので注意が必要です。


◆南多摩駅周辺
稲城長沼駅の隣駅・南多摩駅の北口に出ました。


ここにはヤッターワンのデザインマンホールがあります。


場所はココ。北口からすぐですが、これといった目印はないため、事前に知らないと気付かないかも。


南口はバスターミナルになっています。


その東端に、撮影台付きのヤッターワンモニュメントがあります。


高さは約2m。


このモニュメントは稲城市に本社を置く日本フイルコンが会社創立100周年を記念して寄贈したものだとのこと。


◆矢野口駅周辺
稲城長沼駅のもう1つの隣駅・矢野口駅。


ここには「疾風!アイアンリーガー」のマグナムエースのデザインマンホールがあります。


場所は駅南口を出てすぐのところ。


◆若葉台駅周辺
最後は京王相模原線・若葉台駅。駅北口からバスターミナルの方へ上がっていきます。


バスターミナルには寄らずにさらに奥、テレビ朝日若葉台メディアセンターのほうへ。


テレビ朝日の前へつながる通路の手前にデザインマンホールが1つ。


「装甲騎兵ボトムズ」スコープドッグのデザインマンホールです。


さらに、テレビ朝日の建物前まで進みます。


稲城なしのすけデザインマンホールが設置されています。


これらのアイテムは稲城市内に幅広く点在していますが、およそ2~3時間あれば回ることが可能。南武線沿いから若葉台駅への移動は稲田堤駅での乗り換えのほか、iバスでの移動も可能です。

なお、2023年3月18日(土)13時から、大河原さんとの漫画家・アニメーターの安彦良和さん、脚本家・松崎健一さん、フリーライター・石井誠さんが「不朽の名作『機動戦士ガンダム』はどのように生まれたのか」を語る「メカデザイナーズサミットVol.10」がペアテラスで開催されます。トークイベントの様子はYouTubeでライブ配信されます。

メカデザイナーズサミットVol.10 – YouTube
[embedded content]

この記事のタイトルとURLをコピーする

Source

タイトルとURLをコピーしました