まるで持ち運べる引き出し! 「ひらくPCバッグ」が便利過ぎて全サイズをコンプリート 【テレワークグッズ・ミニレビュー 第64回】

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リビングなどで仕事をする時には「ひらくPCバッグ」を引き出し代わりに

 ブロガーやYouTuberにも人気のabrAsus 「ひらくPCバッグ」というシリーズをご存知だろうか? 実は筆者も愛用しているのだが、バッグといいながら実は自宅でのテレワークでも大いに活躍してくれる。今回はテレワークと言われても「家に仕事部屋がない」という人のために、このバッグを仕事中の引き出し代わり使う方法をご提案したい。

テレワークに便利な「ひらくPCバッグ」

 ノートPC1台あれば仕事は完結する……かというとなかなかそうもいかず、仕事を始めると、電源アダプターが必要だったり、ケーブルが必要だったり。メモ帳、ペン、書類、ホッチキス、老眼鏡、iPhoneの充電器……と、仕事を続けているうちに、PCの周りにはモノが散らかってくる。

 自分の仕事部屋が確保できていて、広々とした仕事机や大きな引き出しがあればそうした問題もないだろうが、狭い日本の住宅事情では、なかなかそうもいかない方も少なくないハズだ。

 そこで、本来、外出用のバッグである「ひらくPCバッグ」を、テレワークで使うと、これらの一切合切を入れて、まるでデスクの引き出しを持ち歩いているかのように利用できるというワケだ。

 筆者は以前から「ひらくPCバッグ」シリーズの愛用者で、大きい方から「ひらくPCリュック」「ひらくPCバッグ」「ひらくPCバッグ mini」「ひらくPCバッグ nano」とシリーズをひと通り持っている。

 おおまかな区分を言うと「ひらくPCリュック」なら17インチクラスのノートPCでも問題なく持ち歩ける。「ひらくPCバッグ」なら16インチクラス、「ひらくPCバッグ mini」なら14インチクラスまで入る。「ひらくPCバッグ nano」本体には10インチのiPadクラスまでしか入らないが、背面の封筒状の部分を開くと、なんとか13インチクラスまで入る。非常時に容量を拡大できるという感じだ。

自宅にある全シリーズ。荷物の多さに応じて、4つとも活用してる。「ひらくPCバッグ mini」はワッペンを貼ったり、バード電子のカーゴストラップでカスタマイズ

まるで、机の引き出しを持って歩いてるような便利さ

 取材などで外出したときにも「ひらくPCバッグ」を開いたところがオフィスになるという発想がポイントだ。ノートPCを取り出して、バッグを開けばそこがオフィスになる。取材直後に急いで原稿を書かなければならないコワーキングスペースで、あるいはホテルのロビーで、時には空港のラウンジで。「ひらくPCバッグ」を開いたところが私の原稿執筆場所だ。実を言えばこの原稿も、次の取材との合間にカフェで書いている。すき間時間を有効活用するのは大切だし、30分、1時間と時間を区切ると、案外仕事のパフォーマンスが上がる。

これは4~5年前の、ひんぱんに海外取材に行けていた頃の写真。仕事の道具を整理して入れておけて、いつでもアクセスできるところがポイント

 荷物へのアクセスの良さは、家庭内で使っても変わらない。そして、家庭内でも、ノートPCの他に「いろいろと必要」であることに変わりはない。下の写真の収納方法を見ただけで、「あ、これは便利! 家で使いたい」と思う方は多いに違いない。

右が「ひらくPCバッグ」。幅が広くポケットが多いので、より引き出しっぽい使い方が可能だ。家庭内で使うにはこちらの方が便利かもしれない。左が「ひらくPCバッグ mini」縦長なのでHHKBや水筒を入れるにはこちらの方がフィットする

 上半分の表面がガバッと開くから、治安の悪い国には向かないかもしれないが、自宅なら開けっ放しでも問題ない。

断面が三角形になっていて下に荷物が多く入って直立するところがポイント。ノートPCを入れると、それが背骨として機能するわけだ

「ひらくPCバッグ」を開いたところ。背面に入れたのはMacBook Pro 16インチ。発売時には15インチしかなかったはずなのに、16インチもピッタリ入るところが素晴らしい

 「ひらくPCバッグ」の便利な点は、この開いた時の見通しのよさ。iPadも、ノートも、メガネケースも、背の低いモバイルバッテリーや、電源アダプターにもアクセスできる。深いバッグだとこうはいかない。

 また、左右にはポケットがあり、そこをペン立てのように使うことができる。間仕切りはマジックテープで取り外して自由に配置することができるので、自分の入れたい荷物に応じてスペースを区切ることができる。

まさに「ペンケースのようなバッグ」

 もうひとつ面白いのは、フタ部分のポケットのファスナーが通常と逆に付いているところ。持ち運んでいる状態で下になっている方、つまりバッグを開いた時に上になる方にファスナーが付いているのだ。これにより、ますます開いた時の利便性が高くなっている。

 フルサイズの「ひらくPCバッグ」の場合、左がメッシュポケットになっていて、中身が見えるので付箋などすぐに使うものを入れるのにいい。右側のポケットは中身が見えないので、印鑑や通帳など、人目に触れさせたくない物を入れておくといい。まぁ、家庭内で使うなら、そんなこともないのだが、それでも目立たない方がいいものもある。

ポケットは開いた時にファスナーが上に来るようになっている

「ひらくPCバッグ」があるところが私の仕事場

 最近はあまり遠方への取材もないが、都内への取材であれば、もっぱら「ひらくPCバッグ mini」を使っていて、幅の広い「ひらくPCバッグ」は家庭内モバイル用途に使っている。

 筆者はフリーランスになったので、自宅に大きなディスプレイを置いた仕事場を用意しているのだが、それでも気分転換にリビングで原稿を書いたり(リビングの方が日当たりがいいのだ)、経費精算をしたりすることもある。

 「ひらくPCバッグ」に身の回りのものを入れておけば、もちろん書斎でも使えるし、リビングに移動する時もこれを持って行くだけで済む。なんなら、そのまま近所のカフェや公園に出掛けて仕事をすることだってできる。

 また、会社がフリーアドレスになった時も、ロッカーに仕事道具を入れた「ひらくPCバッグ」を入れておいて、出社したら、それを席に持っていて仕事をしていた。そういう使い方も便利だ。「ひらくPCバッグ」と、ノートPCのあるところが、私の仕事場なのだ。

INTERNET Watch編集部員やライター陣が、実際に使ってオススメできると思ったテレワークグッズをリレー形式で紹介していく「テレワークグッズ・ミニレビュー」。もし今テレワークに困りごとを抱えているなら、解決するグッズが見つかるかも!? バックナンバーもぜひお楽しみください。

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