はま寿司「のどぐろと北海道・東北まつり」で事前の期待が盛大に外れる → ぶっちぎる想定外のダークホース

ロケットニュース24

2023年2月16日から、全国の はま寿司にて始まった「のどぐろと北海道・東北まつり」。フェア名や公式HP的に、税込み110円の「炙りのどぐろ」が主力なのだろう。

続くのが「栗蟹つつみ(ぽん酢ジュレのせ)」や「北海道産 真鱈白子」あたりだろうか? しかし、はま寿司のフェアは往々にして他に真のボスみたいなやつが潜みがち。さっそく食べて探ってみることに。

・12品

公式HPのフェア対象メニュー一覧から、それっぽいものを選んでオーダー。全部で12品。


さて、私が はま寿司のフェアをレビューする際は、毎回事前に “このメニューが面白そう” みたいな予想と期待を抱きつつ店舗に向かう。

記事の内容もおおむねその期待に沿ったものとなることが多い。今回事前に目をつけていたのは、税込み110円の「青森県産蒸しほたて」。

青森のホタテということで、恐らく陸奥湾で養殖されたものではなかろうか。そうであれば4月頃の産卵シーズンにむけ、ホタテの卵巣が大きくなっているかもしれないと思ったのだ

皆さんも1度くらいは謎に身の一部がオレンジのハデな色をしたホタテを見たことがあると思う。あれが大きくなった卵巣だ。精巣は白いので、目にしていても記憶に残っていないかもしれない。

産卵前のシーズンにしか味わえないもので、ぶっちゃけ好き嫌いは分かれると思うが、私は好きだ。ワンチャンあるかもしれないと淡い期待を抱いていたのだが……


・外れた期待

ノーマルの「青森県産蒸しほたて」


焦がし醤油


炙り塩レモン。ふむ、オレンジの卵巣は見当たらないな


追加で4皿ノーマルをオーダーしてみたが、やはり見当たらない。期待は完全に外れたもよう。仕方ない。


大きくなった卵巣は無かったが、蒸しほたて自体のクオリティは年間最高ライン付近にあると感じた。

2021年と22年の傾向から、はま寿司では「青森県産蒸しほたて」が冬と初夏あたりに出てくるようなのだが、時期によって素晴らしくウマい時もあれば、身に締まりが無く大味で微妙だったりと波がある。

これはホタテ側の生育事情によるものだと思うのだが、今回のクオリティは高め。どのバージョンを食ってもウマい! 税込み110円でコスパも良いので、ぶっちゃけフェアの主力だと思う



・ダークホース

今回もう1つ激ウマだったのが、完全にダークホースな「青森名物イカメンチ」。税込み286円で2個出てくる。


初めて食べたが、これはマジでウマかった! ぱっと見で硬いのかと思ったが、柔らかくトロっとしている。衣の内側はこんな感じ。


中がトロトロ系の たこ焼きをイカで作り、メンチ風に揚げたような、そんな感じ。1ミリも寿司ではないが、これはマストだ!

店舗でクオリティに差が出ることもないだろうし、安定度も加味してイカメンチが今回の優勝でもいいと思う。

ということで、まさかの寿司ですらないB級グルメ感あるメニューが圧倒的なパワーを見せつける展開に。

とはいえイカメンチ一強というほどではなく、先述のホタテだけでなく、ホッケやサメガレイもかなりのクオリティに感じた。トータルで満足度が高めなフェアだと思う。ぜひ食べに行ってみてくれ!

参考リンク:はま寿司青森ほたて
執筆:江川資具
Photo:RocketNews24.

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