クララ・ムーセーニュ@”私の初めての白鳥の湖”(パリ9区)

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お子ちゃま向けのバレエスペクタクル、”私の最初の白鳥の湖”@モガドール劇場。

ミュージカルをよく劇場(今はライオンキング)で、オペラ座バレエの先生ファブリス・ブルジョワ振付、オペラ座バレエのエトワールだったカール・パケットが芸術監督の、かわいらしい白鳥の湖。

オペラ座バレエのスジェに昇進したばかり(ダントツ一位だったに違いない、素晴らしい昇進試験の”シガレット”!)で、今年の”セルクル・カルポー賞”受賞者のクララ・ムーセーニュがオデット・オディールを踊るというので、極寒の中、文字通りのマチネ(11時開演)公演へ。

去年、オペラ座のバヤデールでのマヌーと、夏に東京のガラ公演でかわいらしいスワニルダは見てるけど、全幕でクララのソリストを見るの、パリでは初めて。

ブルメイステル版がベースかな?ヌレエフ版しか知らないので、馴染みない音楽も。

ジークフリードの子&マイナーカンパニーのダンサーたちからなるコール・ド・バレエの子たちと、クララ&ウォルフガングを演じたカールとの間の差が激しい。技術面はもちろん、単純な姿勢や全身から発するアリュールのレベルが違う。カール、現役中は苦手なダンサーだったけど、こうやってみると、曲がりなりにもやっぱりオペラ座バレエのエトワールだったのね(笑)。

クララの腕、この役をやるのにぴったりの長さと位置ね~。いずれオペラ座バレエの舞台で、この役を踊る日が来て、それを見る時、きっと今日の舞台を思い出すだろうなぁ、と感慨深くクララの舞を楽しむ。

会場を埋め尽くすお子ちゃまたちの目がキラッキラ。アントラクトや終演後、チュチュを買ってもらう子、続出。かわいいね~。


編集部より:この記事は加納雪乃さんのブログ「パリのおいしい日々4」2023年1月24日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は「パリのおいしい日々4」をご覧ください。

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