【衝撃】スシロー回転寿司テロを『こち亀』84巻827話が予言していた?

ロケットニュース24

ハッキリ言うと気分が悪い。回転寿司で回る寿司にイタズラする動画が出回っている。これは普段、回転寿司を利用する人ほど行く気を失くさせるものではないだろうか? 蓋がついているくら寿司もやられているんだからタチが悪いにもほどがある。

もうレーンに回ってる寿司は食べられないかもしれない。回転寿司ってこんなに無防備なものだったんだなあ。しかし、なぜだろう? この感情に覚えがある気がする。確か、小学校くらいの時に同じことを感じたような……『こち亀』だ!!

・『こち亀』とは

もう完結してから大分経つので『こち亀』を知らない人も多いかもしれない。『こちら葛飾区亀有公園前派出所』は週刊少年ジャンプで昭和から平成後期まで超長期連載していたギャグ漫画である。

基本的には、主人公の両津勘吉が金に目がくらんでモラル度外視でやりすぎた結果ひどい目に合うというのが黄金パターン。オチは大体、何億と借金を抱えるとか、ボコボコにされてボロ雑巾みたいになるとかそういう感じだ。


・予言回

で、私(中澤)がデジャビュってるのは、84巻827話「寿司ロボにぎっ太くん!」のひとコマ。ロボが握る回転寿司に行った両さんが、ロボとケンカになる話である。

ケンカになる過程のロボとのチグハグさが面白いのだが、ヤケクソになった両さんのやり返しとして描かれるのが「禁じ手回転寿司唾の舞」だ。回転寿司の寿司に唾を吐きかけるこの嫌がらせは、私が知る中では、こち亀唯一の禁じ手である。


・マンガが現実に

たったひとコマにもかかわらず、子供心に強い衝撃を受けたものだが、まさかリアルで実行する者が現れるとは。素で両津勘吉かよ

そんな『こち亀』84巻の初版の発行は1993年。30年前である。機械化という話も現代の回転寿司事情とリンクしており、まるで予言のように感じられた。



・リアルだとどういうオチになるのか

ちなみに、その回のオチは両さんが店を(物理的に)潰す。シンプルに店主とのケンカでマンガだとそういうオチになったが、無差別テロの迷惑行為で現実だとどういう結果となるのか?

はま寿司が被害届を提出し、スシローも警察に相談したという。軽い行動で『こち亀』の黄金パターンのようになってしまう可能性も十分にある。回転寿司ファンゆえに、この問題にどういったオチがつくのかはしっかり見守っていきたい。

執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.

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