LinuxでWindowsアプリを動作させる「Wine 8.0」公開

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 LinuxやmacOSなどでWindowsアプリケーションを実行可能とする互換レイヤー「Wine」の最新バージョン「Wine 8.0」が24日(現地時間)公開された。8,600以上の変更が加わっているという。

 本バージョンでは、すべてのモジュールでPEフォーマット(Portable Executable)への変換が完了。4年に渡って取り組んでいた項目で、コピープロテクト、64bitホスト上の32bitアプリやArm上でのx86アプリの実行といった、さまざまな機能のサポートに向けて重要なマイルストーンになるとしている。なお、一部のモジュールではPEとUnixの間でダイレクトコールが残っており、今後Wine 8の開発を進める中で削除していく予定だという。

 加えて、基本的にすべてのUnixライブラリでWoW64サンクが実装された。開発中の機能となるが、32bit Wineローダーが見つからない場合は、32bitアプリをWindowsのようなWoW64モードで起動できる。

 さらに、多くのシステムフォントでフォントリンクが有効となり、特に日本語/中国語/韓国語環境におけるグリフの欠落が修正された。

 そのほか、ストリーミングマップアクセラレーション関連の最適化による一部アプリでの性能向上、コントローラのホットプラグに関する改善、各種バンドルライブラリの更新など多数の改良や変更を実施している。

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