ダル&大谷不参加なら「チャンスあったかもしれないが…」 田中将大のWBC日本代表落選に「仕方ない」の声

J-CASTニュース

   楽天の田中将大がWBCで覇権奪回を狙う侍ジャパンのメンバーから落選した。栗山英樹監督から選外になったと連絡を受けたことが2023年1月25日に報じられ、26日に発表された全30人の正式メンバーにも田中の名前はなかった。スポーツ紙記者は、「今回の陣容だったら仕方ない。史上最強の投手陣でしょう」と振り返る。

「大会の日程を見ると、先発は4枚になる。ダルビッシュ有(パドレス)、山本由伸(オリックス)、佐々木朗希(ロッテ)、今永昇太(DeNA)に加え、高橋宏斗(中日)、宮城大弥(オリックス)、戸郷翔征(巨人)と能力の高い選手がそろっている。大谷翔平(エンゼルス)も可能性がありますしね。もしメジャー組のダルビッシュ、大谷が不参加だったら田中にチャンスがあったかもしれなかったですが…」

  • 田中将大

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「全盛期に比べると要所で踏ん張れない試合が目立つ」

   田中が球界を代表する投手であることは間違いない。楽天にドラフト1位で入団した高卒1年目の07年から11勝を挙げるなど、エースとして稼働。球団創設史上初のリーグ優勝、日本一を飾った13年は24勝0敗、防御率1.27と衝撃的な成績を残した。ポスティング・システムでヤンキースに移籍以降も6年連続2ケタ勝利をマーク。現在もヤンキースファンから愛されていることが、貢献度の高さを物語っている。

   日本球界に復帰した21年は4勝9敗、昨年は9勝12敗と負け越し。ただ、打線の援護が少ない試合も多く、イニング数は150イニング以上を2年連続クリアしている。

   楽天を取材するスポーツ紙記者は「試合を作る能力はさすがです。ただ、全盛期に比べると要所で踏ん張れない試合が目立つ。直球が走らず、変化球を多投して甘くなり、痛打を浴びてしまっている。WBCに出場できないのは残念ですが、シーズンに向けての調整に専念できるのは明るい材料です。修正ポイントは分かっているでしょう。日米通算200勝まであと10勝ですが、この数字をクリアするのは最低条件です。優勝するためにはもっと白星を重ねてもらわないと。それができる投手ですから」と期待を込める。

   気持ちを切り替え、リーグ優勝を目指す。(中町顕吾)

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