Intel、最大6GHz駆動の「Core i9-13900KS」発売。x86の5GHz到達から3,502日ぶり

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 米Intelは、かねてより予告していた最大動作周波数6GHzのCPU「Core i9-13900KS」を正式発表し、発売した。秋葉原店頭での価格は12万3,800円となっており、一部店舗では深夜販売も実施された。

 既存の第13世代Coreラインナップのアーキテクチャを継承し、PC業界で初めて工場出荷時で6GHzに達成した。8基のPコア、16基のEコアを内蔵し、36MBのスマートキャッシュを内蔵する。ベースパワーは非“S”と比較すると125Wから150Wに引き上げられ、Turboパワーは共通の253Wとなっている。

 ちなみにPコアが6GHzに達成できるのは「Intel Thermal Velocity Boost」を使用した時のみで、Turbo Boost Max Technology 3.0は5.8GHz、Turbo Boostクロックは5.4GHz、ベースクロックは3.2GHz。一方、EコアのTurbo Boostクロックは4.3GHz、ベースクロックは2.4GHzとなる。

 なお、x86 CPUの中で工場出荷時より5GHzに最初に達したのはAMDの「FX-9590」(2013年6月)、4GHzに最初に達したのは「Xeon E3-1290」(2011年5月)、3GHzに最初に達したのは「Pentium 4 3.06GHz」(2002年11月)、2GHzに最初に達したのは「Pentium 4 2GHz」(2001年8月)、1GHzに最初に達したのは「Athlon 1GHz」(2000年3月)。こうしてみると3GHzから4GHz、5GHzから6GHzの間に大きな壁があったことが伺える。

【表】ギガヘルツの壁を超えたCPUたち
クロック モデル 正式発表日(前回からのブランク)
6GHz Core i9-13900KS 2023年1月13日(3,502日)
5GHz FX-9590 2013年6月12日(760日)
4GHz Xeon E3-1290 2011年5月14日(3,103日)
3GHz Pentium 4 3.06GHz 2002年11月14日(444日)
2GHz Pentium 4 2GHz 2001年8月27日(539日)
1GHz Athlon 1GHz 2000年3月6日(-)

Core i9-13900KSの6GHz動作とその性能、発熱をライブでチェック!1月13日(金)21時配信開始

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Core i9-13900KSをライブ配信で解説します。スペック解説はもちろん、ベンチマーク結果や実動デモもいち早くお届け。発売されたばかりのスペシャルモデルの挙動をご確認ください。解説はKTU・加藤勝明氏。MCは改造バカ・高橋敏也氏です。(配信終了後は即アーカイブが公開されます)

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