サービス終了してしまったオンラインゲームは、二度とプレイできなくなるのが一般的です。ところが、2020年にサービス終了したオンラインゲーム「Duelyst」のオープンソース化が2023年1月11日に突然発表されました。記事作成時点ではソースコードやデスクトップ向けアプリの無料配布が始まっており、誰でも無料でプレイ可能となっています。
GitHub – open-duelyst/duelyst: Duelyst is a digital collectible card game and turn-based strategy hybrid, developed by Counterplay Games.
https://github.com/open-duelyst/duelyst
Duelystはアクションゲーム「Godfall」の開発元であるCounterplay Gamesが開発したデッキ構築要素を含む戦略対戦ゲームで、基本プレイ無料のオンラインゲームとして2016年に一般公開されました。Duelystがどんなゲームなのかは、以下のトレーラを再生すると良く分かります。
Duelyst Launch Trailer – YouTube
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Duelystは2020年にサービス終了し、プレイできなくなっていました。ところが、2023年1月11日に突如としてオープンソース化が発表され、デスクトップ向けクライアントやウェブクライアントが無料公開されました。また、ソースコードはCC0 1.0 全世界という極めて制限の緩いライセンスで公開されており、ユーザーが自由にソースコードを改変することができます。
デスクトップ向けクライアントは以下のリンク先で配布されています。
Releases · open-duelyst/duelyst
https://github.com/open-duelyst/duelyst/releases
クライアント配布ページにはWindows、macOS、Linux向けのクライアントが用意されていたので、Windows版クライアントをダウンロードしてみました。ファイルサイズは607MBです。
ダウンロードしたZIPファイルを解凍すると、クライアントの実行ファイル「Duelyst.exe」が格納されていたのでダブルクリックして実行しました。
クライアントが起動するとログインを求められるのでユーザーネームとパスワードを入力して「LOGIN」をクリックします。この際、アカウントの作成は不要で、ユーザーネームとパスワードは何を入力してもOKでした。
ログインしたら、後は自由にプレイ可能でした。記事作成時点では日本語に対応していませんが、非公式日本語Wikiなどを参考にすれば十分にプレイ可能です。
デスクトップ版クライアント以外にウェブクライアントも無料公開されており、「https://staging.duelyst.org/」にアクセスすることでPCやタブレット端末、スマートフォンのブラウザからゲームをプレイすることもできます。
公開されているロードマップによると、オープンソース版Duelystでは支払い処理に関するコードが削除されており、永久に無料でプレイ可能とのこと。また、AndroidやiOS向けアプリの開発やデイリークエストなどの実装も計画されています。
また、上述の通りDuelystのソースコードはCC0 1.0 全世界という非常に緩いライセンスで公開されており、ソースコードやゲーム内アートなどを無制限に改変したり、流用したりできます。実際にソースファイルをダウンロードして中身を確認したところ、ゲーム内に登場するアートが数多く含まれていました。
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