現在ジャニーズ事務所がもっとも「推している」といわれるグループ・なにわ男子。昨年の大みそかにはCDデビューからわずか1年で『NHK紅白歌合戦』出場を果たすなど、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いの快進撃を展開中だが、あるメンバーに関する証言が飛び出し、ファンをザワつかせている。元ジャニーズJr.メンバーで現在は人気クラブ・CIPHER支配人の吉岡廉氏は、先月29日に投稿された元人気YouTuberのオンラインサロンの動画に出演し、過去に「なにわ男子」の大西流星と食事に行った際のエピソードを紹介。大西に誘われて個室に2人きりにさせられ、目の前で大西が驚きの行為を始めたと語ったのだ――。
なにわ男子は新人ジャニーズグループとしては破格の扱いを受けてきたといえる。まだCDデビュー前だった2021年4月からはグループでのレギュラー番組『まだアプデしてないの？』（テレビ朝日系）がスタートし、デビュー当日の同年11月12日には、大阪の万博記念公園から中継で民放テレビ各局の朝の情報番組に次々と出演した後、関西国際空港からチャーター機で羽田空港に移動。羽田空港の格納庫に停められたJAL機の前に設置されたステージ上で『初心LOVE』を歌唱し、夜には音楽番組『ミュージックステーション』（テレビ朝日系）に出演し、屋上の特設ステージから東京の夜景をバックにパフォーマンスを繰り広げた
事務所の期待に応えるかのように、デビューシングル『初心LOVE（うぶらぶ）』の初週売上は、18年5月にリリースされたKing ＆ Princeのデビューシングル『シンデレラガール』を超える70.6万枚（「オリコンシングルデイリーランキング」より）を記録。昨年は初のライブツアー「なにわ男子 Debut Tour 2022 1st Love」が大成功のまま終了。ソロでも道枝駿佑は連続テレビドラマ『金田一少年の事件簿』（日本テレビ）、大西流星は『彼女、お借りします』（テレビ朝日系）で、大橋和也は『消しゴムをくれた女子を好きになった。』（日本テレビ系）でそれぞれ主演を務めるなど、着々と人気グループとしての階段を駆け上っている。
順風満帆にみえる活動を続けるなか飛び出した、今回の大西に関するエピソード。吉岡氏によれば、ある日、大西に誘われて食事に行き、食べ終わったところで「行こう」と言われ、個室に入っていった大西から「来て」と言われたという。
「入り込んだら、（大西が）ドア、バーンッて閉めて、鍵ガチャーンッて閉めて」（吉岡氏）
「それは誰にも言わんかったんですよ。かわいそやな、とか思ったんですけど、（他のJr.メンバーたちに）聞くと、めっちゃ、みんな、やられとって」（同）
なにわ男子メンバーの穏やかではない情報がファンを驚かせたのは、これが初めてではない。約2年前の21年11月頃、まさにCDデビューを間近に控えた時期に、メンバーの高橋恭平と思われる人物のベッド写真がインターネット上で拡散されたこともあった。今回の動画内で吉岡氏は、その高橋との思い出話も紹介。吉岡氏がジャニーズ事務所を退所後に高橋から連絡をもらったときのやりとりについて、次のように語っている。
「（高橋から）『女の子紹介してください』って連絡来て。『お前、有名すぎて厳しいやろ』って送ったら、『ジャニオタじゃない人で』みたいの来た」
大西はノーダメージ？
ここ数年、ジャニーズJr.メンバーの不祥事が世間を騒がせる事例は珍しくない。19年、女性との不適切な写真が出回っていた「HiHi Jets」の橋本涼と作間龍斗が活動自粛処分に。20年、Snow Manの岩本照が未成年女性と飲酒していたと「FRIDAY」（講談社）に報じられ活動自粛処分に。同年、「美 少年」の佐藤龍我が未成年の身でありながらも女優の鶴嶋乃愛の自宅マンションに複数回お泊まりしていたと「文春オンライン」で報じられ、活動自粛処分に。22年には「文春」が、「7 MEN侍」の本高克樹が元アイドルグループメンバーらと二股交際をしていたと伝えていた。
「Jr.に所属するメンバーは東西で約200人に上り、みんな10～20代の多感な時期なので、全員の私生活まで厳格に管理することは不可能。特に東京に比べて関西のほうは監視が緩いこともあり遊んでいる子も少なくないといわれるが、なにわ男子は以前から事務所からプッシュされる存在でメンバーたちも自覚が強かったためか、みんな真面目という評判で、悪い話は伝わってこなかった」（ジャニーズに詳しい週刊誌記者）
そんな「なにわ男子」を襲った今回の吉岡氏による証言。SNS上では一部のファンからさまざまな反応があがるなか、気になるのは今後のグループの活動への影響だが、テレビ局関係者はいう。
「そもそも大西がそういうことをしていたということを示す証拠は何もないので、事務所としては吉岡氏の話を虚偽だとして無視していれば済むレベルの話。現時点ではそこまで情報が広がる気配もないので、ノーダメージで終わるだろう。ただ、吉岡氏は自分の顔と名前を出したうえで自身の実体験として語っており、どこかの週刊誌がかぎつけて、同じような証言が複数のJr.メンバーやOBからあがったり、何か証拠めいた写真なりLINEでのやりとりなどが出てくる展開になれば、やっかいなことになる可能性もゼロではない」
果たして真相はいかに――。
（文＝Business Journal編集部）
