立憲・泉代表、乃木神社参拝めぐる「軍国主義者」批判に怒り 「本当に失礼」「そうした考えの方がよっぽど危険」

J-CASTニュース

   国会議員が年末年始に神社回りをすることは珍しくないが、立憲民主党の泉健太代表の年賀ツイートが波紋を広げている。訪れたのが陸軍大将の乃木希典を祭ったことで知られる乃木神社で、それを「軍人を神と崇める行為」だとして批判する声が出たためだ。

   参拝で支持者を失う、という指摘がある一方で、泉氏は「近所の神社で国家繁栄、家内安全を祈ることが『軍人を神と崇める行為』とされるとは…」などと反論している。


  • 立憲民主党の泉健太代表は2021年の代表就任以来「ウイングを伸ばす」といった言葉を繰り返してきた

前川氏「これにより失う支持者は、得られる支持者より多いだろう」

   問題とされたツイートは、年が明けた直後の2023年1月1日0時4分、

「新年明けましておめでとうございます。2023年(令和5年)本年も、皆様どうぞよろしくお願いいたします」

というメッセージとともに、「令和五年 乃木神社御鎮座百年」の文字が入った立て看板の写真つきで投稿された。全国各地にある乃木神社のうち、東京都港区の乃木神社は1923年に鎮座祭が行われ、2023年に100周年を迎える。ツイートの写真は東京で撮影されたとみられる。泉氏の選挙区の京都3区にも乃木神社(京都市伏見区)があるが、創建は1916年だ。

   なお、泉氏は2020年10月、赤い鳥居をバックに

「おはようございます!ここは東京の乃木神社のお稲荷さん。京都伏見にも乃木神社と伏見稲荷があるので親近感が湧きます」

と投稿しており、乃木神社訪問を特段問題視する様子はうかがえない。

   逆に問題視したのが前川喜平・元文部科学事務次官だ。23年1月3日、泉氏の年賀ツイートを引用して

「明治天皇に殉死した長州閥の軍人を神と崇める行為」

だと批判し、

「無自覚なのか意図的なのか知らないが、これにより失う支持者は、得られる支持者より多いだろう」

と主張した。

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