ロックな世界観を最高峰の彫金技術で表現したジャケ・ドローのストーンズ時計

GIZMODO

ラグジュアリーなロックンロール時計。

結成60周年のメモリアルイヤーということで、2022年はローリング・ストーンズの記念グッズが大量にリリースされました。時計もいろいろな記念モデルが出ましたが、極め付けはこのモデルではないでしょうか。卓越した工芸技術を持つ超高級時計ブランド、ジャケ・ドローによる「ローリング・ストーンズ オートマトン」です。

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Image: JAQUET DROZ

極小の楽器セットが盤面に並ぶ

この時計のダイヤルには、ローリング・ストーンズがステージで使っている楽器セットが再現されています。ケースサイズ43mmという極小スペースに、ストラトキャスター、レスポールジュニア、テレキャスターと各アンプのほか、チャーリー・ワッツのドラムセットやミック・ジャガーのハーモニカまでが並んでいるんです。ドラムセットのタムは直径1.2~2.3mmというから、その緻密さは尋常じゃありません。なのにギターはちゃんとフレットも表現されているし、きれいに着色までされています。これ手がけた人の彫金テクニックどうなってるんだ?

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Image: JAQUET DROZ

ステージの周囲にはストーンズの6枚のレコードのジャケットを描いたディスクが回転します。これもジャケ・ドローの職人による手描きです。ディスクは3時位置のリューズに組み込まれたプッシュボタンを押して操作でき、30秒かけて回転します。左下に配置された舌のロゴもピロピロ動きます。オートマタ(機械人形)を得意とするジャケ・ドローらしい演出です。

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Image: JAQUET DROZ

上品でクラシカルなデザインの多い同ブランドとしては、ロックを題材にするという時点でかなり異色のモデルといえます。それでもちゃんとノーブルさを漂わせているのはさすがです。現代工芸技術の最高峰レベルで表現されたロックな時計ということで、かなりの注目を集めそうですが、製造本数はストーンズの23枚のアルバムにつき各1本。ゴールドのケースバックには「THE ROLLING STONES 1/1」と誇らしげに刻印されています。これだけのユニークピースを手に入れるのはどんなロックファンなのか、ちょっと気になりますね。

Source: JAQUET DROZ

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