経費でコンパニオンと混浴三昧…拒否騒ぎ後も業者変更で継続 TOKAI HD前社長「非常識接待」常態化の背景

J-CASTニュース

   エネルギー事業を中心に手がける東証プライム上場企業の「TOKAIホールディングス(HD)」(静岡市)は2022年12月15日、中小企業庁長官も務めた鴇田(ときた)勝彦前社長(77)の経費の不正使用疑惑などについて調査報告書を公表した。

   鴇田氏は9月、内部通報をきっかけに取締役への降格人事が発表されていた。交際費の使い込みに加え、常態化していたコンパニオンとの混浴も問題視され、報告書では「混浴」が105回登場する。

  • TOKAIホールディングスウェブサイトより

    TOKAIホールディングスウェブサイトより

  • 鴇田氏(TOKAIホールディングスウェブサイトより)

    鴇田氏(TOKAIホールディングスウェブサイトより)

  • 調査報告書より

    調査報告書より

漫画も大量購入

   鴇田氏は京都府副知事や中小企業庁長官などを歴任し、通商産業省(現・経済産業省)時代に業務上のつながりがあったことから02年にTOKAI HDの前身であるザ・トーカイの顧問になった。2011年から社長を務める。

   不適切な経費使用が内部通報で発覚し、9月の取締役会で社長職を解任された。同社は社外有識者らの特別調査委員会を立ち上げ、12月15日に報告書を公表した。

   報告書によれば、過去6年で業務との関連が疑わしかった会食や宿泊は253回に上り、総計は約1000万円だった。

   そのほか、経費での電子コミックの大量購入(「鬼滅の刃」「怨みや本舗」「ザ・ ファブル」「黄昏流星群」「ピンクのカーテン」「浮浪雲」)や、歌舞伎鑑賞・相撲観戦が指摘されている。鴇田氏は前者について「TLC(トータル・ライフ・コンシェルジュ)企業を目指すという指針のもと、一般消費者の間での流行り等を把握するための情報収集として」、後者は「重要先を招待している関係上、自身もその方面に造詣を深めておくことが『社長としてのたしなみ』であるとの認識のもとに、自身のみまたは親族等接待先でない人物とともに、歌舞伎鑑賞や相撲観戦をしたこともある」との旨の釈明をしているという。

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