「メイクアップは復活する。スキンケアとメイクアップの世界が融合した製品に期待」:セレブメイクアーティストのマリオ・デディバノビッチ氏

DIGIDAY

この記事は、DIGIDAY[日本版]のバーティカルサイト、ビューティ、ファッション業界の未来を探るメディア「Glossy」の記事です。 マリオ・デディバノビッチ氏は2000年にはセフォラ(Sephora)の店員だった。現 […]

マリオ・デディバノビッチ氏は2000年にはセフォラ(Sephora)の店員だった。現在では彼の名を冠したブランドがセフォラの棚に並んでいる。

Glossyビューティポッドキャストのエピソードで、セレブ御用達メイクアップアーティストで、ブランドの創業者でもあるデディバノビッチ氏は、セレブから指名されるトップのメイクアップアーティストになった経緯、2020年に自分のブランド、メイクアップ・バイ・マリオ(Makeup by Mario)をローンチしたことなどそのドラマチックなキャリアの軌跡について語っている。

会話にはもちろんキム・カーダシアン氏が登場する。彼女のリアリティショーのファンは、おそらく何年にもわたってグラマラスなセッションシーンでカーダシアン氏の隣にいるデディバノビッチ氏の姿を目撃していることだろう。デディバノビッチ氏といえばまず連想されるのがカーダシアン氏であるが、ほかにもジェニファー・ロペス氏、サルマ・ハエック氏、ケイト・ボスワース氏、デミ・ロヴァート氏、ナオミ・ハリス氏ら一流セレブの顧客リストを抱えている。

以下に、読みやすさのために若干編集してポッドキャストのハイライトを紹介する。

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キム・カーダシアン氏との協働のきっかけ

「ある日の夕方、写真家の友人から撮影直前に電話があった。『地元の雑誌の表紙用にキム・カーダシアンという女性の撮影があるのだが、担当してほしい』と言われたが、私は翌朝仕事があるので「無理だ」と答えた。手短に言うと、結局その仕事を引き受けた。カーダシアン氏が撮影にやってきて、その姿を見て彼女のエネルギーを感じたのを覚えている。私はエネルギーにとても敏感で、直感が働くのだ。一番印象的だったのは『ああ、とても美しい人だ』と思ったのを覚えている」。

ソーシャルでのトレンドのサイクル

「ソーシャルメディアで活発に活動している。だが、自分のブランドに関してはチームと製品開発チームに『我々はトレンドにフォーカスしたり、流行を追ったりそれに飛びついたりするブランドではない』といつも伝えている。これから何十年もずっと市場にあり続けることができるクラシックでタイムレスな製品を作る、それが我々の主なフォーカスだ。

トレンドをチェックするのは好きだし、これからトレンドになるものを見つけるのも得意だ。直感的にわかる。『これは数カ月後にトレンドになる』とチームに伝えている。特にソーシャルメディアを中心にトレンドが展開するのは興味深いと思うが、私はトレンドに基づいて何かを作成したりトレンドに関連してビジネスを展開したりはしない。我々はもっと芸術的なアプローチをとっている」。

メイクアップの復活

「メイクアップの人気が復活しつつある。ずっとスキンケア一辺倒だったが、いまは皆がもっと遊び心のあるメイクをしたいと思い始めている。だが、これは2015年〜2017年に見られたような感じとは違っている。…もっと速く、もっと簡単に、でも、もっと楽しく。リップやアイ、チーク向け製品が望まれている。また、メイクアップ業界に関して言えば実に素晴らしいイノベーションがいくつか登場しているし、顔全体のしっかりメイクや長時間落ちないメイクよりは軽めの製品が多く登場している。スキンケアとメイクアップの世界が融合した製品が多く登場するだろう」。

[原文:Mario Dedivanovic: ‘Makeup is going to start picking up’

LIZ FLORA(翻訳:ぬえよしこ、編集:山岸祐加子)


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