DMM、アニメ・エンタメ作品が見放題の新動画配信サービス「DMM TV」を提供

CNET Japan

 DMM.comは12月1日、サブスク会員システム「DMMプレミアム」と、同社が目指す「マルチエンタメ・プラットフォーム」において主軸となる総合動画配信サービス「DMM TV」の提供を開始すると発表した。

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 近年、日本のエンターテインメントの世界においては、ファン同士のSNSでの交流や二次創作などを通じてひとつの作品を多方向から楽しみ、ファンが主体になって作品の世界を拡張していく日本独自のカルチャーが定着しているという。

 その中で、マンガ、アニメ、映画、舞台演劇からグッズといった横展開を経て、莫大な経済効果を生むコンテンツも生まれている。一方で、エンタメファンが作品を楽しむためのプラットフォームはコンテンツフォーマットによって分散しており、横断的なエンターテインメント体験ができる「場」は数少ない現状にある。

 これは同時に、誰もが好きな作品に出会い、作品をより深く知り、愛する場所を提供するという点において、新たな価値提供の可能性があるといえるという。

 こうした背景を受け、これまでエンターテインメント領域において蓄積してきた知見とノウハウを生かし、楽しみ方が多様化する日本のアニメやエンターテインメントのユーザー体験をアップデートする新たなサブスク会員システムを開始することになった。

 同社では現在、17領域で60事業を展開している。中でも、エンターテインメント領域には創業初期から注力しており、幅広い事業展開を行うと同時に、多面展開されたIPコンテンツを複数のエンタメサービスで取り扱うことで、ひとつの作品を多角的に楽しめる環境作りにも注力してきたという。

 今後、同社のプラットフォーム(DMM.comの会員アカウントで利用できるサービス群)上でのあらゆるエンタメ体験をシームレスにつなぎ、コンテンツをより深く楽しめる世界を目指すため、新たなサブスク会員システム「DMMプレミアム」を開始した。

 さらに、新たな総合動画配信サービス「DMM TV」の提供も開始する。「推しが見つかる。世界が変わる。」をコンセプトに、アニメ約4600作品、エンタメを含む12万本の作品が見放題で楽しめる。利用料金は、月額税込550円。初回30日間は無料で、さらに3カ月間550円相当のDMMポイントが還元される。

 コンテンツとしては、DMM pictures製作アニメ作品「冰剣の魔術師が世界を統べる」(配信開始日:2023年1月5日)や、DMM TV オリジナルアニメ「LUPIN ZERO」(配信開始:2022年12月16日)、DMM TVオリジナル 声優バラエティ「下下紘輝」(配信開始:2022年12月24日)などを用意。

 また、ビデオオンデマンド形式による配信だけでなく、リアルタイム配信形式での番組提供も予定。アプリ内のブックタブから電子書籍サービスの「DMMブックス」の作品を読むことができ、ユーザーはサービスを跨ぐログイン手続きなしに、シームレスにサービス間を移動することが可能。アプリから関連グッズの購入にも対応する。

 今後は、バラエティやドラマ、映画などにもジャンルを広げ、濃いエンタメコンテンツのラインナップ拡充を進める方針。

 なお、「DMMプレミアム」会員になることにより、「DMM TV」を含め、アニメ、マンガ、ゲーム、グッズ購入、オンラインくじやオンラインクレーンゲームなど、エンタメコンテンツをジャンル横断でよりお得に楽しめるという。

 加えて、「DMM GAMES」や「DMM JCBカード」などのサービス特典や、外部アライアンス企業と連携した特典など、充実した特典を提供。サービス開始時点では23の会員特典を用意し、随時拡充していく。

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 同社によると、今後2年間で200万人の「DMMプレミアム」会員の獲得と、同社のプラットフォーム全体での売上3000億円の達成を目指すとしている。

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