バッファロー、法人向けVPNルーター2製品に「ダイナミックDNSサービス」を無償提供、12月1日から 

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バッファロー・ダイナミックDNSサービスの無償提供対象「VR-U500X」(左)、「VR-U300W」(右)

 株式会社バッファローは12月1日、固定IP不要でリモートアクセスできる「バッファロー・ダイナミックDNSサービス」の無償提供を開始する。対象商品は法人向けVPNルーター「VR-U500X」「VR-U300W」の2製品。

 ダイナミックDNSは、ホスト名(ドメイン名)に対応したIPアドレスを返すDNSサーバーの機能を、動的に変動するIPアドレスに対して提供するもの。公開を想定したウェブサーバーなどではIPアドレスが固定されているが、個人向けのインターネット接続サービスなどを利用した環境では、接続するたびIPアドレスが変動する。

 同サービスでは「***.bf1.jp」のドメイン名を利用でき、VPNルーターをIPアドレスが変動する環境で利用してる場合にも、「203.0.113.20」のような数字の羅列であるIPアドレスを入力するのでなく、固定された覚えやすいドメイン名によりアクセスでき、VPN接続やリモートアクセスを利用できるようにする。同サービスの提供は、テレワークを支援する取り組みとして行うとしている。

ダイナミックDNSを使用したアクセスのイメージ

ダイナミックDNSを使用しないアクセスのイメージ

 同サービスは従来から年間3960円で提供されているが、対象の2製品に対しては12月1日より無償で提供する。すでに対象製品でサービスを利用中の場合は、12月1日以降無償になるという。

 VR-U500XおよびVR-U300Wは、いずれも2022年5月に発売。IPsecとAES 256による暗号化により拠点間のセキュアなネットワーク接続を実現し、L2TP over IPsecにも対応し、テレワークなどにおけるリモートVPN接続にも利用可能。VR-U500Xは10GBASE-Tに対応する有線ルーター、VR-U300WはWi-Fi 6と1000BASE-Tに対応する無線ルーター。

 なお、同サービスはIPv6アドレスおよびIPv6 IPoE接続サービスには非対応で、PPPoEまたはDHCPにより取得したグローバルIPアドレスにのみ対応する。

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