「2人とも熱々ラーメンを食べられた」 親子連れに時間差提供、魁力屋の気遣いに客感動…店員「当たり前の行動」

J-CASTニュース

「1杯ずつ時間差で茹でられるので必要であれば言ってください!」――ラーメン魁力屋の親子連れへの対応にSNSで称賛が寄せられている。

   幼い子供を連れた外食ではパートナーと交互に料理を食べていたという、ツイッターユーザー・つくしさんのエピソードだ。久しぶりに2人とも熱々な料理を食べることができたとし、感動したという。

   J-CASTニュースの取材に対し、担当した店員は、今回に限った特別な対応ではないと振り返る。

「正直涙が出そうなくらい心を打たれました」

   つくしさんが訪れたのは、京都発のラーメンチェーン「ラーメン魁力屋」の神奈川県内の店舗だったという。取材に対し、当時の状況を次のように説明する。

   つくしさんは2022年10月下旬、パートナーと幼い子供とともに店を訪れた。店員らの賑やかな声が印象的だったという。ボックス席に案内され注文を終えると、子どもがぐずり始めた。つくしさんがあやし始めようとベビーカーに手を伸ばすと、冒頭のように店員から時間差で料理を提供できるという案内があった。

   つくしさんは外食時、自分かパートナーのどちらかが食べている間にもう一人が子供を抱っこしてあやすことが多いそうだ。そんな2人にそれぞれできたての料理を提供するという店の心遣いに驚いた。

「初めてのことだったので何を言われているのか一瞬理解出来ませんでしたが、パートナーと顔を見合わせて『是非お願いします!』と返事をしました。
当然ですが、交代で食べると後半はご飯が冷めてしまうので、今日もそうなるだろうと思いながら注文していたので、久しぶりに二人共が熱々のラーメンを食べられてとても有難い気持ちでした」

   つくしさんによれば、子連れで入店できる店は限られているという。子供を連れて問題がなさそうな店であるか、ベビーカーは入れるのか、おむつ交換台の有無など、「大人だけで外食する場合には無い視点で考える必要がある」と述べる。だからこそ今回の対応にひときわ感動したようで「正直涙が出そうなくらい心を打たれました」と振り返った。

「一人で魁力屋へラーメンを食べに行っていた頃とは全く違った印象が新たに生まれ、更に好きなラーメン屋となりました」

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