手巻き寿司専門店「権八 NORI-MAKI」を外国人観光客に勧めたい理由 / 自国でも「土曜日は手巻きの日」に

ロケットニュース24

その昔、土曜日は手巻きの日であった。大手食品メーカーのミツカン(Mizkan)が、1988年に「土曜日は手巻きの日」というキャッチフレーズでテレビCMを展開していたことを、覚えている人も多いだろう。そんな手巻き寿司の専門店が東京・原宿に存在する。

グローバルダイニングが運営する「権八 NORI-MAKI」は手巻き専門の寿司店である。利用してみたら、新たな手巻き寿司の魅力を感じることができた。

・自国でも土曜日には……

お店はJR原宿駅から徒歩約5分のところ、中華の老舗「南国酒家」の隣にある。2018年5月にオープンし、現在も営業を続けている。


メニューを見ると、レギュラーの手巻きは全25種類。シャリを低糖質のカリフラワーライスに変更することも可能のようだ。


平日は11~15時限定のランチメニューも用意されている。何を食べるか迷ってしまうという人は、手巻きランチセット(税込1500円)を選ぶと良いだろう。おすすめの手巻きが5種類もついているからね。


寿司が出てくるまでの間にサラダで腹ごしらえをしておこう。それにしても、寿司屋とは思えない店内だ。まるで高級なバーのような落ち着いた雰囲気。ジャズのBGMが、より一層高級感を演出している。

あのミツカンのCMのアットホームなイメージからは、ずいぶんかけ離れているな。進化系の手巻き寿司店といっても過言ではないだろう。


そしてこれがおすすめ5種の手巻きである。


ネタは、長いも明太・海苔たまご・とろたく・サーモンアボカド・牛しぐれの5種類。いずれもレタスの上にシャリがのっていて、レタスごと海苔に巻いて食べるとのことだ。


しっかり巻けるほど海苔が長くないので、オープンサンドイッチのようにして食らいつく。すると、海苔の美味さにまずビビる! 使用しているのは、丸山海苔店の「こんとび」という銘柄海苔で、有名寿司店でも愛用されているものなのだとか。

青のりが混ざっていて風味が豊か。食べる直前に巻くので、パリパリと弾ける歯ざわりが心地いい。


手巻き寿司の美味しさのポイントは海苔にあるといって良い。これだけポテンシャルの高い海苔を使用しているから、何を具材に選んでも美味しくなる。実際、具材はどれもシンプルなものばかりだ。



セットの5種で足りなかったので、いくら醤油漬け(税込495円)と……。


上とろ鉄火(税込495円)を追加で頼んだ。


何を食ってもやっぱり海苔が美味い! 具材がなくても良いくらいだ。いっそシャリだけを包む手巻きメニューを作ってもらいたいくらいである。


2022年10月からコロナの入国規制が緩和され、以前ほどではないにしても、原宿でも外国人の姿が目につくようになった。これから再びインバウンド需要の高まりが予想される。

ぜひ、ジャパニーズ海苔巻きを食って、海苔の美味さに開眼して頂きたい。そして自国でも土曜日には手巻き寿司を楽しんでくれることを願うばかりだ


・今回訪問した店舗の情報

店名 権八 NORI-MAKI
住所 東京都渋谷区神宮前6-35-3 コープオリンピア1階
時間 11:30~23:00(L.O.フード22:00、ドリンク22:30)
定休日 なし

参考リンク:権八
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24

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